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春ですねぇ…春、もう過ぎ気味ですが^^

昨日、ウサギの特番やってたんですよ。
それでウサギを飼育している人は一話飼いしかしない〜…というので。
オスメス一緒にしたら、見事に盛っておりました。しかも早っ!そして回数多っ!!

ブリーダーさんの話によると、血が出るまでやり続けるとか。
……どこかr(ry
うん…ウサギを飼うときは一羽飼いにしよう。

ウサギ…小学校で飼っていましたねぇ…
飼育係、ジャンケンで負けて園芸の方に行かされたんです。
でも、園芸も楽しかったから良いんですけどね!!
ママンに「園芸係のためだから!」と言って、泥まみれになって帰ったのを憶えています。


さてさて、話が逃れましたが書きたかった発情期話。
発情期と言うか猫プレイというか八雲が変態と言うか…

恋人設定

「猫ちゃ〜ん」

舌を鳴らしながら、両手を差し出す。

けれども、目の前にいる黒猫は知らん顔。


これではまるで…


「…八雲君にそっくり」


「どこがだ」


突っ込みとともに、荷物がいっぱい詰まった買い物袋で小突かれた。





近所のスーパーでの買い物帰り。
近道をしようと入った、小さな公園に二人はいた。

お昼時とあってか、公園には二人以外誰もいない。

目の前にいる、黒猫を除いて…



「えー、そっくりじゃない」

八雲の隣に座った晴香が、地面に寝転がった黒猫に手を伸ばす。
背中に触れようとしても、黒猫はひょいと逃げる。

そのまま立ち去るかと思いきや、少し離れた場所に再び寝転がった。

「ね。そっくり」

「だから、どこがだ」

溜め息を吐きながら、立ち上がる気配の無い、晴香の隣に腰を降ろす。
そして、晴香と同じ目線で見つめた。


彼女が撫でてあげようとするのに、それを避けるだなんて…

僕はしない。


「捕まえようとすると逃げるくせに、近くで見ててくれるとことか?」

うーんと唸りながらも出された回答は、そんな回答。

「…なんだそれは」

「ほら。いっつも、なんだかんだ言って助けてくれるじゃない」

再び黒猫に手を伸ばしても、また逃げてしまう。
けれど、遠くへは行かずに、近くに寝転がる。

「一緒…か?」

「一緒よ!」

そのとき、晴香の声に驚いたかのように、たたた…と駆けていく黒猫。
だが、黒猫は晴香の声に驚いたわけではなかった…

「あ…」

二人が見たのは、三毛猫に擦り寄る黒猫。
その姿に、さきほどまでの人嫌いは見えなかった。

「黒猫が八雲君なら、あの子は私かな!」

「なに馬鹿なことを言ってる…」

でも…当たっているかもしれないな。

八雲は立ち上がり、帰ろうと無言で訴える。
けれど、晴香はしゃがみ込んだまま動こうとしない。

「…おい、そろそろ行くぞ」

「えー、もうちょっと良いじゃない!」

「肉も買ったんだ…早く冷蔵庫に入れないと駄目だろ」

「ドライアイスもらったんだし、あとちょっとだけ!」

「駄目だ」

「けちーっ!」


そのときだった。

三毛猫が伏せたかと思いきや、その上にのしかかる黒猫…


「あ…」


そして思い出した。

今は春だって…


首にがぶりと噛みつき、本能のままに腰を振る黒猫。

見てはいかないと思いつつも、晴香は何故か目が離せなかった。
下にいる三毛猫が鳴き声をあげたのきっかけに、やっと正気を取り戻す。

「は、早く帰ろっか!」

慌てて立ち上がり、八雲の手を引く。
けれど、八雲は盛る猫たちを見つめ、動く気配を見せない。

「やーくーもーくんっ!」

自分たちがしているわけじゃないのに、顔が火照るのを感じた。

今更になって“黒猫は八雲、三毛猫は私”と言ったことを思いだし…
顔の熱さが倍増する。

「あぁ…そうだな」

求めていた同意の声が聞こえて嬉しいはずなのに…
その声の低さに、寒気がした。

恐る恐る見上げてみると、やけに楽しそうに笑う八雲。
この声は“躾”だとか“ご褒美”だとか言うときの声に近い…

「や…八雲くん?」

怖くなって後ろに下がろうとする晴香の手を捕み、八雲は早足で家に向かった…





家に付くと、早速と言わんばかりに抱き上げられた。

ジタバタもがいてみるも、八雲に効くわけがなく…
そのまま寝室のベッドに放り投げられた。


「やっ、やくもくん!」

すぐに襲われるかと思いきや、部屋の隅に置かれたタンスに向かう八雲。
不思議に思いながら、隙を付いて起きあがる。

「あった…」

しばらくすると、そんな声を上げ、こちらに歩み寄ってきた。

「な…なに?」

「君に…着てほしいものがあってな」

じりじりと歩み寄られ、つい後ろに下がってしまう。

伸ばされた大きな手が、晴香の頬を包む。
突然のことと手の冷たさに驚いて、ぎゅっと目を瞑った。

首に這う、指一本一本の感触に息を飲む。
いつしか指は髪を撫で…離れていった。

「……?」

恐る恐る目を開けてみると、そこには満足げに笑う八雲。
それは、先ほどまでの怖い笑みては違い、子供みたいに無邪気なものだった。

「よし、次はこれに着替えろ」

そう言って渡されたのは…
ビキニのような形をした黒い服らしきもの。

「って、何よこれ!」

生地はビキニとは違い、毛皮のようなふかふかなもの。

だが、その形は胸元を隠す上と、ショートパンツの下に分かれていて…
明らかに、普通の服ではないことだけはわかった。

よくよく見れば、ショートパンツの後ろに、尻尾のようなものが付いている。

「猫の衣装だ」

堂々と言われ、一瞬「あぁ、猫の衣装ですね」と言いそうになった。

そして、八雲が髪をいじっていたことを思い出し、頭に手を乗せる。
するとそこには…三角形の、耳らしきものがあった…

「こんなの、どこで買ってきたのよ!」

「……それは内緒だ」

「なっ、内緒ってねぇ…」

気付いたら、八雲がすぐそこまで来ていた。
するりと背中に手が伸び、シャツの中に入り込む。

「ほら、早く着ろ。ドライアイスが無くなる前に一発…」

「いい加減にしなさーいっ!」

ドン!と勢い良く突き放し、頭に付いた猫耳を外す。
突き放された八雲は、何が起きたのか分からないと言った顔だ。

「もう!八雲君のえっち!スケベ!変態っ!」

枕元に置かれた時計を手に取り、八雲に向かって投げる。
八雲のことだから避けると思ったのに…

「痛っ」

それは当たってしまったようだ。

ベッドの上に座った八雲が、拳を抱えるように丸まっている。
どうやら、手の甲に当たったらしい。

「や、八雲君がいけないんだよ!」

本当は謝りたいのに、意地になってしまうのは悲しい性。

「そう…だな」

刃向かってくると思ったのに、予想は外れた。
背中を丸めたまま立ち上がり、猫背のままベッドから降りる。

「すまなかった…少し、頭を冷やしてくる」

本気で落ち込んでいると気付き、慌てて引き止めようとした。
けれど、何を話して良いか分からず、結局八雲は出ていってしまった。


遠くで、玄関のドアが閉まる音が聞こえた…





コンクリートの地面を見つめ、歩く僕。

一体、どこに向かっているのだろうか。

“頭を冷やしてくる”と言って、近所を途方もなく徘徊した。

だが、どこにも行き場所はなく…
結局、家に戻ってきてしまった。


玄関の前に立ち、深い深い溜め息を一つ。
このドアを開けて出たときは痛かった手の甲も、今は痛みが減っている。

「…よし」

いつまでもこうしている訳にもいかず、深呼吸をしてからチャイムを鳴らした。

鍵を持っているので、自分でもドアは開けられる。
でも、自分で開けるのが怖かった。

最後にもう一度深呼吸をし、八雲はドアを開けた…

「…ただいまー」


恐る恐る開けたドアの先で待っていたのは…


「お、おかえりなさい」


例の服を着た、晴香がいた…



「なっ、何をしてる!」

身体の中を、何かが熱く駆け巡る。
自分で着せようとしていたのに、実物を前になるとこうも思い通りに行かない…

「その…さっきはごめんなさい…」

慌てふためく八雲を無視し、手をぎゅっと握りしめられる。
ちょうど…怪我をした方の。

「い…いや、僕が悪かったんだ」

「それで……私は、八雲君の猫だから…」

手が、晴香の口の前に持っていかれる。
そして、赤く腫れた手の甲をペロリと舐められた。

「!?」

慌てて手を引くも、見事に晴香までもが付いてくる。
そのまま腕に腕を絡め、身体に絡み付いてきた…

「八雲君の、好きに…していいよ?」


これで真っ赤な顔をして上目遣いで見られては…


「や、やくっ!?」


僕の理性はボロボロに崩れ落ちた。



「猫じゃなくても…君になら発情する」



END。



本当はもっとえろかった。けど自重した。
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無題
エロリにニヤニヤしてました(笑)
晴香は、ニャンコの衣装も良いですが、スケスケのピンクのキャミも似合いそうですよね(笑)
シマちゃん 2009/04/27(Mon)00:22:41 編集
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