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…ってな感じで、刹那さんが頑張ってみました。
頑張っちゃったよ、おいちゃん。
恋人未満のあまあま…要はあれです。原作風な?
晴香は八雲が好きー!というのを気付いていて、八雲はあまり気付いていない…みたいな?
うっすらうすうすと、晴香が大切な存在だと気付いてきたような!!
甘いのが大好きだーっ!!とか言ってる主ですが、なんだかんだで原作一番です。(当たり前
原作の付き合ってないのにに甘いオーラが漂う…
「あれ…もしかしてこいつら…?」みたいなのが好きだ!!
結局、七巻時はどうなんですか!?否定しない=付き合ってるで良いのですか!先生っ!!(こら
そんな訳で、八巻が楽しみです。
そして、文庫八雲六巻も楽しみです^^
どっちが先…なんだ?
はっ!?もしや同時発売で「実は僕ら付き合ってます」宣言っすか!?
ちょ…そんなことがあったら、おいちゃん死んじゃうっ!!
…ってなわけで!
原作風味な甘いお話レッツらゴー!
恋人未満
頑張っちゃったよ、おいちゃん。
恋人未満のあまあま…要はあれです。原作風な?
晴香は八雲が好きー!というのを気付いていて、八雲はあまり気付いていない…みたいな?
うっすらうすうすと、晴香が大切な存在だと気付いてきたような!!
甘いのが大好きだーっ!!とか言ってる主ですが、なんだかんだで原作一番です。(当たり前
原作の付き合ってないのにに甘いオーラが漂う…
「あれ…もしかしてこいつら…?」みたいなのが好きだ!!
結局、七巻時はどうなんですか!?否定しない=付き合ってるで良いのですか!先生っ!!(こら
そんな訳で、八巻が楽しみです。
そして、文庫八雲六巻も楽しみです^^
どっちが先…なんだ?
はっ!?もしや同時発売で「実は僕ら付き合ってます」宣言っすか!?
ちょ…そんなことがあったら、おいちゃん死んじゃうっ!!
…ってなわけで!
原作風味な甘いお話レッツらゴー!
恋人未満
「一人でお留守番、出来るか?」
「いや!私も連れてって!」
「だめだ。…犬だって、留守番出来るんだぞ?」
「私、犬じゃないもん…」
「いいから、君はここで待ってろ」
「………」
「……大丈夫、すぐに帰ってくる…」
「絶対…絶対にだよ!」
「あぁ、約束する」
「…いってらっしゃい」
「行ってきます」
そんな新婚のような会話をしてのける二人がいるのは…
…会話にも似合わない、とある事件現場。
車内にお留守番する晴香は、小さくなっていく八雲の背中を見つめていた。
ついでに、後藤と石井の背中も。
いつものように、後藤が持ってきた事件に巻き込まれた八雲。
…というより、私が巻き込んだに近いかもしれない。
そして、八雲の頭脳により、ハイスピードで解決していく事件。
物語は、最終章に入った…
その言葉が、一番しっくりくる。
そんな場面に、晴香はいた。
なんだかんだで犯人の居場所を掴み、今から取り押さえに行く…
そう言って、八雲たちは出て行ってしまった。
車内に一人残された晴香は、赤い石が付いたネックレスをぎゅっと握る。
願わくは、八雲君が無事でありますように…
これに懲りて後藤さんたちが事件を持ち込んできませんように。
そして、持ち込んできた事件を、私が拾いませんように…
「…少し願い過ぎかな?」
とりあえず、八雲君が無事でありますように…
最後にそう唱え、赤い石を強く握りしめる。
しばらくして、晴香はそっと赤い石から手を離した。
それから一番に思い浮かぶのは、別れ際に見た八雲の顔。
寝不足なのか、目は充血し、目の下には隈が出来ていた。
そういえば、ここに来る途中も、眠たそうに何度も欠伸をしていたっけ。
「…帰ってきたら、ゆっくり休ませてあげよ」
事件に巻き込んじゃったお詫びがてらに、夕飯でも作って上げよう。
冷蔵庫に何が残っていたっけ…
そんなことを上の空で考えていたら、突然窓をノックされた。
鍵を閉めていないことを思いだし、危険人物に備えて瞬時に構える。
だが、そこにいたのは危険人物なんかじゃなくて…
「八雲君!」
「──…」
構えた晴香を見て、呆れ顔で口を動かす八雲。
「…─────」
声が聞こえず不審に思ったが、窓を閉じていることを思いだし慌てて開ける。
「な、なに?」
「“君は馬鹿か”と言ったんだ」
「…何が馬鹿なのよ」
そう言うと、ドアを開けて隣に座ってくる。
「鍵。事件現場だと言うのに、不用心にもほどがある」
「はいはい…」
なんとなく予想は付いていたが、改めて怒られ肩を落とす。
だが、逆の見方をすれば…八雲は、心配してくれたことになる。
そう思うとなんだか幸せな気分になり、顔の筋肉が緩む。
「…気持ち悪い顔をするな」
これまた予想通りの突っ込みに、つい噴き出してしまった。
八雲が不審そうな顔で睨んでいたが、晴香は気にせず笑い続けた…
「事件…もう終わったの?」
隣の席で、堂々と欠伸をする八雲に、晴香は声を掛ける。
もごもごと牛のように口を動かし、溜め息のような息を吐いた。
「…終わった」
「早かったね」
「犯人がすぐに降参したんだよ」
八雲には似合わず、両手をの上げて降参ポーズ。
「後藤さんたちは?」
窓の外を見渡して見るも、後藤たちの姿は見えない。
ついでに言うと、写真でしか見たことのない犯人も。
「…建物の中で、パトカーが来るのを待ってる」
くいと、綺麗な線をした顎で、窓の外の建物を指す。
犯人がいる…そう聞いただけで、建物の薄暗さが増した気がした。
「……大丈夫なの?」
「大丈夫だろ」
言葉の途中で大欠伸。
そのせいで、終わり辺りはハッキリとは聞こえなかった。
「でも…やっぱり、心配だよ」
「……君はな」
ガリガリと髪を掻き回し、左目を閉じて睨まれる。
私を写す、黒い瞳。
左目にも負けない綺麗な黒だ。
見られていることに気付いたのか、そっぽを向いて窓際に肘を付く。
「…なら、ここに犯人を連れてくればいい…とでも言うのか?」
トントンと座席を指で叩いた。
「そっちの方が、逃げられないし安全じゃない?」
おかしなことを言った覚えなどないのに、喉を鳴らしてで笑われた。
「…なによ」
「ここには君もいるんだ。…もしものことがあったら大変だろ」
その言葉に耳を疑い、八雲に目を向けた。
照れているのか、頬が微かに赤く、こちらまで恥ずかしくなる。
「じっ、じゃあ!八雲君も一緒に残ってれば…」
溜め息で閉ざされた言葉。
「……君を、いつまでも一人にしておくわけにはいかないだろ…」
正直、夢でも見てるんじゃないかと疑った。
けれども、自ら抓った頬の痛さは、現実のもので…
ならば、ここにいるのは斉藤八雲じゃなかったりして。
「遅いとか言って、勝手に行動して…またトラブル拾われても困るしな」
その一言で、夢のような現実が崩れていく。
そう…これが現実で、これが斉藤八雲なのだ。
「もう!人をトラブルメーカーみたいに言わないで!」
「違ったのか?」
「ちーがーいーまーすっ!」
怒りをぶつけるように、八雲の脇腹をつついてやる。
ぴょんと跳ね、その拍子に窓に頭をぶつけた。
…いい気味だ。
「っ……」
恨めしそうに睨んできた八雲の目から、ぽろりと涙が落ちた。
それほどまでに、窓にぶつかったのが痛かったのだろう。
「これに懲りたら、私のことトラブルメーカーなんて言わないでね?」
もう一度つついてやろうとしたが、二度目は避けられた。
「んっ…」
「!?」
後藤さんたちまだかな…と待っていたときのこと。
突然、八雲が寄りかかってきた。
慌てて何か言おうとしたが、あまりに突然なため、言葉が出てこない。
出てくるのは「あう」だとか「はう」だとか。
「やっ、ややややくもくんっ!?」
その肩を押し返そうとするも、逆に肩に頭を乗せられた。
腕に触れた吐息がやけになま暖かくて、つい手を引く。
「ぅ…ん…」
「…?」
不思議に思い、恐る恐る顔を覗き込む。
すぐ隣にあったのは、眉を寄せながら目を閉じる八雲の姿…
「やくも…くん?」
呼びかけても、返事は皆無。
どうやら、本当に眠っているらしい。
ふと、目の下に浮かんだ隈を思い出した。
睡眠時間をも削って、解決しようとしていたのだろう…
次の犠牲者が出ないように。
私に…被害が出ないように…
「…ありがと」
コツンと頭と頭をごっつんこ。
耳に触れた吐息と寝言が、どこか居心地がよかった…
「………」
まさか、狸寝入りじゃないよね…
と身体をずらしたとき、八雲の身体がこちらに向かって倒れてきた。
「!!」
唇に柔らかいものが触れてから、膝に倒れてくる八雲。
しばらく、晴香は八雲を見下ろしたまま固まっていた…
「え!…えぇっ!?」
唇を抑え、膝枕されて眠る八雲を凝視する。
確かに…いま、唇に何かが触れた。
唇に触れて、それで…膝に倒れてきた。
「か、勘違いだよね!?」
そうだ!絶対にそうに決まっている!
自分自身にそう言いつけたとき、八雲の唇が艶やかに光った。
目を逸らそうとしたけれど、無理だった…
八雲の唇には、晴香が愛用する薄いピンクの口紅が付いていた…
「っ!!」
目を白黒させる晴香に比べ、八雲は心地よさそうに眠っていた。
見たことのないような、幸せそうな微笑みを浮かべて…
END。
アリさんとアリさんがごっつんこ。
「いや!私も連れてって!」
「だめだ。…犬だって、留守番出来るんだぞ?」
「私、犬じゃないもん…」
「いいから、君はここで待ってろ」
「………」
「……大丈夫、すぐに帰ってくる…」
「絶対…絶対にだよ!」
「あぁ、約束する」
「…いってらっしゃい」
「行ってきます」
そんな新婚のような会話をしてのける二人がいるのは…
…会話にも似合わない、とある事件現場。
車内にお留守番する晴香は、小さくなっていく八雲の背中を見つめていた。
ついでに、後藤と石井の背中も。
いつものように、後藤が持ってきた事件に巻き込まれた八雲。
…というより、私が巻き込んだに近いかもしれない。
そして、八雲の頭脳により、ハイスピードで解決していく事件。
物語は、最終章に入った…
その言葉が、一番しっくりくる。
そんな場面に、晴香はいた。
なんだかんだで犯人の居場所を掴み、今から取り押さえに行く…
そう言って、八雲たちは出て行ってしまった。
車内に一人残された晴香は、赤い石が付いたネックレスをぎゅっと握る。
願わくは、八雲君が無事でありますように…
これに懲りて後藤さんたちが事件を持ち込んできませんように。
そして、持ち込んできた事件を、私が拾いませんように…
「…少し願い過ぎかな?」
とりあえず、八雲君が無事でありますように…
最後にそう唱え、赤い石を強く握りしめる。
しばらくして、晴香はそっと赤い石から手を離した。
それから一番に思い浮かぶのは、別れ際に見た八雲の顔。
寝不足なのか、目は充血し、目の下には隈が出来ていた。
そういえば、ここに来る途中も、眠たそうに何度も欠伸をしていたっけ。
「…帰ってきたら、ゆっくり休ませてあげよ」
事件に巻き込んじゃったお詫びがてらに、夕飯でも作って上げよう。
冷蔵庫に何が残っていたっけ…
そんなことを上の空で考えていたら、突然窓をノックされた。
鍵を閉めていないことを思いだし、危険人物に備えて瞬時に構える。
だが、そこにいたのは危険人物なんかじゃなくて…
「八雲君!」
「──…」
構えた晴香を見て、呆れ顔で口を動かす八雲。
「…─────」
声が聞こえず不審に思ったが、窓を閉じていることを思いだし慌てて開ける。
「な、なに?」
「“君は馬鹿か”と言ったんだ」
「…何が馬鹿なのよ」
そう言うと、ドアを開けて隣に座ってくる。
「鍵。事件現場だと言うのに、不用心にもほどがある」
「はいはい…」
なんとなく予想は付いていたが、改めて怒られ肩を落とす。
だが、逆の見方をすれば…八雲は、心配してくれたことになる。
そう思うとなんだか幸せな気分になり、顔の筋肉が緩む。
「…気持ち悪い顔をするな」
これまた予想通りの突っ込みに、つい噴き出してしまった。
八雲が不審そうな顔で睨んでいたが、晴香は気にせず笑い続けた…
「事件…もう終わったの?」
隣の席で、堂々と欠伸をする八雲に、晴香は声を掛ける。
もごもごと牛のように口を動かし、溜め息のような息を吐いた。
「…終わった」
「早かったね」
「犯人がすぐに降参したんだよ」
八雲には似合わず、両手をの上げて降参ポーズ。
「後藤さんたちは?」
窓の外を見渡して見るも、後藤たちの姿は見えない。
ついでに言うと、写真でしか見たことのない犯人も。
「…建物の中で、パトカーが来るのを待ってる」
くいと、綺麗な線をした顎で、窓の外の建物を指す。
犯人がいる…そう聞いただけで、建物の薄暗さが増した気がした。
「……大丈夫なの?」
「大丈夫だろ」
言葉の途中で大欠伸。
そのせいで、終わり辺りはハッキリとは聞こえなかった。
「でも…やっぱり、心配だよ」
「……君はな」
ガリガリと髪を掻き回し、左目を閉じて睨まれる。
私を写す、黒い瞳。
左目にも負けない綺麗な黒だ。
見られていることに気付いたのか、そっぽを向いて窓際に肘を付く。
「…なら、ここに犯人を連れてくればいい…とでも言うのか?」
トントンと座席を指で叩いた。
「そっちの方が、逃げられないし安全じゃない?」
おかしなことを言った覚えなどないのに、喉を鳴らしてで笑われた。
「…なによ」
「ここには君もいるんだ。…もしものことがあったら大変だろ」
その言葉に耳を疑い、八雲に目を向けた。
照れているのか、頬が微かに赤く、こちらまで恥ずかしくなる。
「じっ、じゃあ!八雲君も一緒に残ってれば…」
溜め息で閉ざされた言葉。
「……君を、いつまでも一人にしておくわけにはいかないだろ…」
正直、夢でも見てるんじゃないかと疑った。
けれども、自ら抓った頬の痛さは、現実のもので…
ならば、ここにいるのは斉藤八雲じゃなかったりして。
「遅いとか言って、勝手に行動して…またトラブル拾われても困るしな」
その一言で、夢のような現実が崩れていく。
そう…これが現実で、これが斉藤八雲なのだ。
「もう!人をトラブルメーカーみたいに言わないで!」
「違ったのか?」
「ちーがーいーまーすっ!」
怒りをぶつけるように、八雲の脇腹をつついてやる。
ぴょんと跳ね、その拍子に窓に頭をぶつけた。
…いい気味だ。
「っ……」
恨めしそうに睨んできた八雲の目から、ぽろりと涙が落ちた。
それほどまでに、窓にぶつかったのが痛かったのだろう。
「これに懲りたら、私のことトラブルメーカーなんて言わないでね?」
もう一度つついてやろうとしたが、二度目は避けられた。
「んっ…」
「!?」
後藤さんたちまだかな…と待っていたときのこと。
突然、八雲が寄りかかってきた。
慌てて何か言おうとしたが、あまりに突然なため、言葉が出てこない。
出てくるのは「あう」だとか「はう」だとか。
「やっ、ややややくもくんっ!?」
その肩を押し返そうとするも、逆に肩に頭を乗せられた。
腕に触れた吐息がやけになま暖かくて、つい手を引く。
「ぅ…ん…」
「…?」
不思議に思い、恐る恐る顔を覗き込む。
すぐ隣にあったのは、眉を寄せながら目を閉じる八雲の姿…
「やくも…くん?」
呼びかけても、返事は皆無。
どうやら、本当に眠っているらしい。
ふと、目の下に浮かんだ隈を思い出した。
睡眠時間をも削って、解決しようとしていたのだろう…
次の犠牲者が出ないように。
私に…被害が出ないように…
「…ありがと」
コツンと頭と頭をごっつんこ。
耳に触れた吐息と寝言が、どこか居心地がよかった…
「………」
まさか、狸寝入りじゃないよね…
と身体をずらしたとき、八雲の身体がこちらに向かって倒れてきた。
「!!」
唇に柔らかいものが触れてから、膝に倒れてくる八雲。
しばらく、晴香は八雲を見下ろしたまま固まっていた…
「え!…えぇっ!?」
唇を抑え、膝枕されて眠る八雲を凝視する。
確かに…いま、唇に何かが触れた。
唇に触れて、それで…膝に倒れてきた。
「か、勘違いだよね!?」
そうだ!絶対にそうに決まっている!
自分自身にそう言いつけたとき、八雲の唇が艶やかに光った。
目を逸らそうとしたけれど、無理だった…
八雲の唇には、晴香が愛用する薄いピンクの口紅が付いていた…
「っ!!」
目を白黒させる晴香に比べ、八雲は心地よさそうに眠っていた。
見たことのないような、幸せそうな微笑みを浮かべて…
END。
アリさんとアリさんがごっつんこ。
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