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正直言うと、前日まで忘れていた奴がここにいます^^
昨日、慌てて書きましたよ。
何を書こうか、色々と迷いましたよ〜
子供の日だから、はりゅかにしようかとか…
男の子の日だから、えろりな八雲にしようかとか…
結局、新婚なほのぼの八晴になったんですがね^^
思い返してみれば、明日でGW最終日。GWなお話書くの忘れてしまいましたよorz
なんか書けば良かった…お泊まりだとかお泊まりだとか旅行だとかっ!!
……い、今からでも間に合うのかな?
よし、書く元気があったら書こう!!
ってなわけで、新婚ほのぼの八晴!!
ほのぼの大好きさ!!
新婚設定
昨日、慌てて書きましたよ。
何を書こうか、色々と迷いましたよ〜
子供の日だから、はりゅかにしようかとか…
男の子の日だから、えろりな八雲にしようかとか…
結局、新婚なほのぼの八晴になったんですがね^^
思い返してみれば、明日でGW最終日。GWなお話書くの忘れてしまいましたよorz
なんか書けば良かった…お泊まりだとかお泊まりだとか旅行だとかっ!!
……い、今からでも間に合うのかな?
よし、書く元気があったら書こう!!
ってなわけで、新婚ほのぼの八晴!!
ほのぼの大好きさ!!
新婚設定
五月五日…
本日、子供の日。
桜は散ってしまったが、何も桜だけが春じゃない。
なんてったって、桜は春を知らせてくれるのだから…
そんなことを言ったら、八雲君に笑われてしまった。
「君は本当に…。……馬鹿だな」
「もう!一々溜めなくても良いでしょ!」
毎度ながらの八雲の皮肉に、ソファーに座る晴香はそっぽを向いた。
けれど、隣には八雲がいるわけで、つい気になって目を向けてしまうわけで…
「…馬鹿で、かわいいんだ」
「………」
三秒以上、目が離せない私がいたりなんかする。
「それで、春がどうした?」
話を切り替え、途中だった洗濯物を畳む作業に戻る八雲。
「あ、うん…今日、五月五日でしょ?」
晴香も、同じように洗濯物を畳む作業に戻った。
「……そうだな」
だらしないシャツの袖を捲り、時計に表示された日付を見る。
…去年のクリスマスにプレゼント、私がプレゼントした腕時計。
「五月五日といえば、子供の日!」
「…君の日か」
ぽんと手を叩き、納得したように頷かれる。
「…それは、私が子供だ…って言いたいの?」
机の上に畳み終えた服を置き、隣に座る八雲を睨む。
だが八雲は、知らん顔で見返してきた。
「違ったのか?」
「違います!」
「…違くないだろ」
「違いますよーだっ!」
「いいや、合ってる」
まったく…
諦めない八雲に溜め息を吐き、二人の間に置かれた洗濯物の山から一枚頂く。
…諦めないのは、私も一緒。
それが、ときどき夫婦喧嘩の火種となる。
「確かに……違ったな」
まさか向こうから退くとは思わず、慌てて振り返った。
ニヤリと笑ったのを見て、晴香の中で警報が鳴った気がした。
けれど、少し警報は遅かったのかもしれない。
洗濯物の山が、音も立てずに崩れ落ちた。
気付いたときには、干したばかりの洗濯物に、八雲に押し倒されていた。
「身体も…中身もオトナだったな…」
シャツに入り込んできた手が、無駄に厭らしくて…
手を突っ張った。
「だっだめだよ!まだお昼だし、それにっ…」
「うそだ」
くすりと聞こえた笑い声に、晴香は恐る恐る目を開ける。
ソファーに押し倒されているのは事実なのに…
浮かべられた笑みは柔らかいもの。
「…ばかっ」
照れくさくなり、わき腹をつついてやった。
「あ…八雲君の日でもあるんだ…」
洗濯物の山が小さくなってきた頃。
晴香はポツリと呟いた。
「………」
八雲が、もの凄い険相で睨んでいるのに気付き、後ずさる。
「な、なによ…」
「それは…僕が子供だと言いたいのか?」
洗濯物の山に手を突き、ぐいと寄ってくる。
また、洗濯物の山が音も立てずに崩れ落ちた。
「ちっ、違う!違います!」
このままでは、
「僕が立派なオトナであることを証明してやろう」
なんて言われそうで、慌てて手を突っ張る。
「今日!今日って…男の子の日でもあるでしょ?」
五月五日…
子供の日でもあり、端午の節句でもある。
「そういえば……そうだったな」
ポカーンと何もない宙を見上げ、ポツリと一言。
安堵の息を吐いた晴香は、そのままぐぐっと八雲を押し返した。
「…八雲君が常識的なこと忘れるの…珍しいね」
床に落ちた洗濯物を拾い、叩いて広げる。
毎日お掃除はしているから、洗濯物が汚れることはない。
…これが外ならば、話は別だが。
「…ここ数年、まったく関係無かったからな…」
あまりにもその言葉が寂しくて、洗濯物を手にしたまま八雲を見つめた。
「大学に住み着いてた頃は平日か、休日でしか無かったからな」
「八雲君…」
「記念日や祝日なんて、当日に思い出したら良い方だったよ」
ガリガリと髪を掻き回し、服を畳むのを再開する。
何か言いたいのに、うまく口が動かない。
それがなんだか悔しくて、晴香は唇を噛み締めた。
「…それより、いつまで僕の下着を持ってる?」
「え……」
言われてから気が付いた。
私が手にしているのは、八雲君の下着だって…
「っ!?」
「…投げるなよ。汚くは…無いとは言えないが、今はまだ綺麗なんだから」
「そっ、そういう意味じゃなくって…」
「じゃ、どういう意味なんだ?」
「うぅっ…」
負けを悟った晴香は、両手で真っ赤な顔を隠した。
「…これくらい、そろそろ馴れろよ…」
そう返した八雲も、また顔が赤かったのは…
八雲しか知らない。
「慣れるわけないじゃない…」
「いつまでも初心なのは嬉しいが、こんなんじゃ洗濯もまともに出来ないぞ」
「いいもん。八雲君にやってもらうから」
「…家事をさぼるな」
顔の赤みと熱さが収まりだし、晴香はやっと顔を上げた。
「そういえば、八雲君の家には兜とか鯉のぼりとかあったの?」
「…話を逸らしたな」
痛いところを突かれ、とっさに晴香は詰め寄った。
「お・し・え・て?やくもくん…」
なるべく色っぽさを醸し出し、八雲におねだりコール。
「……ある」
こんな王道なおねだりに、まさか答えてくれるとは思わず、八雲を凝視する。
見つめられていることが恥ずかしかったのか、すぐに目を離された。
「…なんだよ」
「あ、えっと…私の家、男の子の兄弟がいないでしょ?」
「…そうだな」
男兄弟がいる私の家を想像したのか、何故か表情を歪めた。
この表情は、私が男の人の話題だとか出したときの表情だ。
「だから、あんまり近くで見たことが無くって…」
誰かの家に兜が飾られていても、それをじっくり見ることなんて出来なかった。
知らない家に飾られている鯉のぼりを眺めて、羨ましがっていた。
「…なんなら、これが終わったら行ってみるか?」
「え…どこに?」
「僕の家…じゃなくて、僕の実家に」
「八雲君…」
「僕の家は、ここだから…な?」
「うん!」
「叔父さんのことだから、僕がいなくなっても飾ってるだろうしな」
「じゃ、早く洗濯物畳まなくちゃね!」
「そうだな」
けれど、晴香は急がなかった。
もう少し、この時間を楽しみたいから…
「わー!大きな鯉幟ー!」
「…来年は、僕らの家にもあるかもな」
「お雛様かもよ?」
「君はどっちが良い?」
「両方っ!」
「随分と贅沢な母親だこと」
「だって、両方欲しいんだもん!」
「君のじゃなくて…そいつのだろ」
「私たち、家族のだよ!」
「…知ってるか?」
「え?」
「子供の日っていうのは、母親にも感謝する日なんだ」
ピッタリじゃないか。
その言葉の真意を聞く前に、キスをされた…
「…僕も頑張らなくちゃな」
「私も頑張るね?」
END。
男の子の日でもあり、お母さんの日でもあり、子供の日でもあり…ややこしやっ!
本日、子供の日。
桜は散ってしまったが、何も桜だけが春じゃない。
なんてったって、桜は春を知らせてくれるのだから…
そんなことを言ったら、八雲君に笑われてしまった。
「君は本当に…。……馬鹿だな」
「もう!一々溜めなくても良いでしょ!」
毎度ながらの八雲の皮肉に、ソファーに座る晴香はそっぽを向いた。
けれど、隣には八雲がいるわけで、つい気になって目を向けてしまうわけで…
「…馬鹿で、かわいいんだ」
「………」
三秒以上、目が離せない私がいたりなんかする。
「それで、春がどうした?」
話を切り替え、途中だった洗濯物を畳む作業に戻る八雲。
「あ、うん…今日、五月五日でしょ?」
晴香も、同じように洗濯物を畳む作業に戻った。
「……そうだな」
だらしないシャツの袖を捲り、時計に表示された日付を見る。
…去年のクリスマスにプレゼント、私がプレゼントした腕時計。
「五月五日といえば、子供の日!」
「…君の日か」
ぽんと手を叩き、納得したように頷かれる。
「…それは、私が子供だ…って言いたいの?」
机の上に畳み終えた服を置き、隣に座る八雲を睨む。
だが八雲は、知らん顔で見返してきた。
「違ったのか?」
「違います!」
「…違くないだろ」
「違いますよーだっ!」
「いいや、合ってる」
まったく…
諦めない八雲に溜め息を吐き、二人の間に置かれた洗濯物の山から一枚頂く。
…諦めないのは、私も一緒。
それが、ときどき夫婦喧嘩の火種となる。
「確かに……違ったな」
まさか向こうから退くとは思わず、慌てて振り返った。
ニヤリと笑ったのを見て、晴香の中で警報が鳴った気がした。
けれど、少し警報は遅かったのかもしれない。
洗濯物の山が、音も立てずに崩れ落ちた。
気付いたときには、干したばかりの洗濯物に、八雲に押し倒されていた。
「身体も…中身もオトナだったな…」
シャツに入り込んできた手が、無駄に厭らしくて…
手を突っ張った。
「だっだめだよ!まだお昼だし、それにっ…」
「うそだ」
くすりと聞こえた笑い声に、晴香は恐る恐る目を開ける。
ソファーに押し倒されているのは事実なのに…
浮かべられた笑みは柔らかいもの。
「…ばかっ」
照れくさくなり、わき腹をつついてやった。
「あ…八雲君の日でもあるんだ…」
洗濯物の山が小さくなってきた頃。
晴香はポツリと呟いた。
「………」
八雲が、もの凄い険相で睨んでいるのに気付き、後ずさる。
「な、なによ…」
「それは…僕が子供だと言いたいのか?」
洗濯物の山に手を突き、ぐいと寄ってくる。
また、洗濯物の山が音も立てずに崩れ落ちた。
「ちっ、違う!違います!」
このままでは、
「僕が立派なオトナであることを証明してやろう」
なんて言われそうで、慌てて手を突っ張る。
「今日!今日って…男の子の日でもあるでしょ?」
五月五日…
子供の日でもあり、端午の節句でもある。
「そういえば……そうだったな」
ポカーンと何もない宙を見上げ、ポツリと一言。
安堵の息を吐いた晴香は、そのままぐぐっと八雲を押し返した。
「…八雲君が常識的なこと忘れるの…珍しいね」
床に落ちた洗濯物を拾い、叩いて広げる。
毎日お掃除はしているから、洗濯物が汚れることはない。
…これが外ならば、話は別だが。
「…ここ数年、まったく関係無かったからな…」
あまりにもその言葉が寂しくて、洗濯物を手にしたまま八雲を見つめた。
「大学に住み着いてた頃は平日か、休日でしか無かったからな」
「八雲君…」
「記念日や祝日なんて、当日に思い出したら良い方だったよ」
ガリガリと髪を掻き回し、服を畳むのを再開する。
何か言いたいのに、うまく口が動かない。
それがなんだか悔しくて、晴香は唇を噛み締めた。
「…それより、いつまで僕の下着を持ってる?」
「え……」
言われてから気が付いた。
私が手にしているのは、八雲君の下着だって…
「っ!?」
「…投げるなよ。汚くは…無いとは言えないが、今はまだ綺麗なんだから」
「そっ、そういう意味じゃなくって…」
「じゃ、どういう意味なんだ?」
「うぅっ…」
負けを悟った晴香は、両手で真っ赤な顔を隠した。
「…これくらい、そろそろ馴れろよ…」
そう返した八雲も、また顔が赤かったのは…
八雲しか知らない。
「慣れるわけないじゃない…」
「いつまでも初心なのは嬉しいが、こんなんじゃ洗濯もまともに出来ないぞ」
「いいもん。八雲君にやってもらうから」
「…家事をさぼるな」
顔の赤みと熱さが収まりだし、晴香はやっと顔を上げた。
「そういえば、八雲君の家には兜とか鯉のぼりとかあったの?」
「…話を逸らしたな」
痛いところを突かれ、とっさに晴香は詰め寄った。
「お・し・え・て?やくもくん…」
なるべく色っぽさを醸し出し、八雲におねだりコール。
「……ある」
こんな王道なおねだりに、まさか答えてくれるとは思わず、八雲を凝視する。
見つめられていることが恥ずかしかったのか、すぐに目を離された。
「…なんだよ」
「あ、えっと…私の家、男の子の兄弟がいないでしょ?」
「…そうだな」
男兄弟がいる私の家を想像したのか、何故か表情を歪めた。
この表情は、私が男の人の話題だとか出したときの表情だ。
「だから、あんまり近くで見たことが無くって…」
誰かの家に兜が飾られていても、それをじっくり見ることなんて出来なかった。
知らない家に飾られている鯉のぼりを眺めて、羨ましがっていた。
「…なんなら、これが終わったら行ってみるか?」
「え…どこに?」
「僕の家…じゃなくて、僕の実家に」
「八雲君…」
「僕の家は、ここだから…な?」
「うん!」
「叔父さんのことだから、僕がいなくなっても飾ってるだろうしな」
「じゃ、早く洗濯物畳まなくちゃね!」
「そうだな」
けれど、晴香は急がなかった。
もう少し、この時間を楽しみたいから…
「わー!大きな鯉幟ー!」
「…来年は、僕らの家にもあるかもな」
「お雛様かもよ?」
「君はどっちが良い?」
「両方っ!」
「随分と贅沢な母親だこと」
「だって、両方欲しいんだもん!」
「君のじゃなくて…そいつのだろ」
「私たち、家族のだよ!」
「…知ってるか?」
「え?」
「子供の日っていうのは、母親にも感謝する日なんだ」
ピッタリじゃないか。
その言葉の真意を聞く前に、キスをされた…
「…僕も頑張らなくちゃな」
「私も頑張るね?」
END。
男の子の日でもあり、お母さんの日でもあり、子供の日でもあり…ややこしやっ!
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