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今日こそ正真正銘のイブですね!
いやぁ…ぎりぎり間に合った間に合った。

そろそろLGもカテゴリーにちゃんと分けようかな…
「甘」とか「微甘」とかにね。…よし、も少し増えたら増やそう。
そして、八雲もカテゴリーちょっち整理しよう。

直ちゃんはケンタッキーのバケツ抱えていると可愛いです。
最初はケーキ持ってたけど、転びそうになって秋山のお兄ちゃんが交換したんでしょうな!
ジングルベルを大音量で歌ってそうです。


そんな訳でクリスマスイブ!
あぁ…年賀状描いてない…

秋直:恋人設定

真っ暗闇の外の世界とは真逆の、明るい蛍光灯の真下。


あとちょっとで日付が変わる時間という時間帯。


とある一組の恋人たちが、ソファーの上でイチャイチャとしていた。


男の方から一方的に…



「…っ、だめです…秋山さん」


「良いだろ。恋人同士なんだし…さ?」


「こ、恋人同士だとしても今日は」


「恋人が求めてるのに、君は無視するんだ?」


「無視とか、そう言うんじゃなくて……っ!?」


「大人しく脱がされてれば良いのに」


「やっ…さむ…い」


「大丈夫、すぐにとろけるほど熱くしてやるから…」



───なお。



ソファーに組み敷かれた、カンザキナオの身体。

そっと首にキスを落とし、ゆっくりと下へ降りていこうとしたその時。



「今日はダメなんですっ!!」



彼女の馬鹿力に押され、アキヤマシンイチはソファーから転がり落ちた…






見上げた先には天井。

背中には冷たい床。



今まで触れていたはずの柔らかさは消え、残ったのは背中の痛みのみ。



秋山深一、もうすぐ三十路。

どうやら、まだ未成年の少女を襲おうとしたところ。
いやいやと首を振りながら、勢い良くソファーから突き落とされたらしい。



「ってぇ…」

現状を理解するのに夢中で、遅れてやってくる痛み。
これは年のせいじゃないと言い聞かせ、腰をさすりながら起き上がった。


「あ……あぁあっ!す、すすすすみません!!」

少女の方もやっと現状を理解したらしく、慌てて頭を下げた。
ソファーの上に正座をし、旅館の女将のごとく綺麗なお辞儀。

「…じゃ、続きを」

「それだけは絶対にダメです!」

「………」

ピシャリと怒鳴られ、悪いことなどしていないのに、した気分になる。


…いや、あれは別に悪いことじゃないだろうし。

恋人同士になって、何度も身体を合わせてきたんだ。
最近、やっと彼女が行為に慣れ、毎晩のように抱き合っている盛り時。

今さら恥ずかしがることも無いだろうし、一体なんなんだ。
…あの日でも無いはずだ。確か。


「…どうしてそんなに嫌がるの?」

俺のこと、嫌いになっちゃった?
ソファーに腰下ろす直に、耳打ちをした。

すると、髪をぶるんぶるん揺らしながら大きく首を振る。

「い、いいえっ!秋山さんは大好きです!世界で一番大好きです!!」

「……そう」

そこまで言われちゃうと、正直恥ずかしいんだけど。

「じゃ、どうしてダメなの?」

直の足下に座り、下から見上げてみる。


赤いワンピースのボタンはヘソ辺りまで外され、白い肌が見え隠れ。

胸元が見えないようにと押さえているが、それが益々胸を強調させている。
そんじょそこらのグラビアアイドルより、確実に目が奪われる。

…一言で言うと、最高の眺めだ。


「秋山…さん?」

「ん、ごめんごめん」

溜まった唾とともに、モヤモヤした感情を飲み込む。
唾は消えたがモヤモヤは消えず、吐き出すように咳払いを一つした。

「あ!」

秋山の視線の先のものに気付いた直は、慌ててワンピースのボタンを止めた。
あぁ、残念。


「……で?何で嫌なの?」



「……サンタさんが…」



口元を押さえ、ぼそりと一言。


あまりの小ささと、聞こえてきた言葉に秋山は固まった。


「……すまない、もう一回言ってくれるか?」


「ですから、サンタさんが」



早く寝ないと、サンタさんが来てくれないんです。



「……マジ?」

「マジです。サンタさんは早寝早起きの子の元にしか来ないんですよ」

真顔で述べ続ける直に、秋山は言葉を失った。
崖から突き落とされたような…そんな気分に陥っていた。

「秋山さん?」

カンザキナオのサンタさんが来てくれる10の約束を延べ終え、首を傾げる直。

「…じゃ、俺はサンタのために我慢しなくちゃいけないわけ?」

「はい!ご協力お願いします!」

ソファーに頭が付きそうなくらい頭を下げられる。

これまた胸が強調されて、誘われてるんじゃないかと苦笑した。
そして、限界が近い自分自身に溜め息が出た。


「…君、まだプレゼントもらえるの?」

「はい、未成年はまだ子供ですから!」

「子供…ねぇ…」

ちらりと横目で覗き見る。



互いに合わせる度に、その甘さに酔う唇。


ワンピースの上からも分かる、柔らかく弾力のある胸。


鎖骨の上に見つけたキスマークは、昨日付けたばかり…



「今年のクリスマスは、サンタさんから何も貰えないよ」

「そ…そんな……」

秋山の言葉にショックを受け、理由を求めてぐいと近付いてきた。

シャンプーの匂いだとか、腕に触れる柔らかいものだとか。
頭がくらくらしてきた。

「だってさ、最近ずっと夜更かししてんじゃん」

「夜更かしなんか…」

「毎晩俺の腕の中で鳴いてるのは、どこの誰だ?」

「っ!」

夜更かし…の意味を理解した直の顔が、みるみるうちに赤くなっていく。

「早起きも出来てないしな」

「そっ、それは秋山さんが…」

「それに、全然素直じゃないし…」

「っ……」

「身体は充分に正直だけど」

「それは言わなくて良いです!」

もう止めてくださいよーっ…
弱々しく小さな両手で口を塞がれ、しぶしぶそこでストップ。

「…でも、サンタさんはきっと来てくれますもん」

「何でだ?」

「だって、今まで夜更かししたり…悪いこと、しちゃった年でも…」


サンタさんは来てくれましたから。


「ふーん…」

「サンタさんは子供の味方なんです、よっ」


照れては頬を染め、思い出しては楽しむように直は笑った。






「じゃ、やっぱり駄目だね」

「な、何でですか!」

「だって、君は子供じゃない」



俺が立派な“オンナ”にしてやったんだから…






「俺からで良かったら、最高のプレゼントやるよ」



ホワイトクリスマスにちなんで、白いモノなんていかが?



…なんちゃって。






END。



ホワイトクリスマスですね、わかりま(殴

クリスマスイブLG版の共通点は、サンタさんに嫉妬山。

今年からは秋山サンタから、愛と言う名のプレゼントが送られるそーです。
年中無休で。
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