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秋直さんって書いても違和感が無いことにビックリ。
さて、今年も残り数日となってしまいましたね。
年賀状?書けていませんよ\(^o^)/ナンテコッター
しかも元旦お話も書けていないという、ね!
まだノリがクリスマスなんです。すみません。
未だにクリスマスツリー飾ってますよ!
クリスマスプレゼントの図書カードににまにましてますよ!!
さてさて。今年最後の秋直です。イコール、今年最後から二番目のお話。
…多分、ね。何かノリで書き上げて三番目のお話になっちゃたり…しないかなぁ…
秋直:恋人未満
さて、今年も残り数日となってしまいましたね。
年賀状?書けていませんよ\(^o^)/ナンテコッター
しかも元旦お話も書けていないという、ね!
まだノリがクリスマスなんです。すみません。
未だにクリスマスツリー飾ってますよ!
クリスマスプレゼントの図書カードににまにましてますよ!!
さてさて。今年最後の秋直です。イコール、今年最後から二番目のお話。
…多分、ね。何かノリで書き上げて三番目のお話になっちゃたり…しないかなぁ…
秋直:恋人未満
大晦日を一人で過ごすだなんて許しません。
12月31日の夕方過ぎ。
いつものように夕飯を買おうと、スーパーに行ってみたら出会った彼女。
俺のカゴに入っている即席麺たちを見て、ズバリ一言そう言ったのだ。
そして、大晦日である12月31日。
新たな年を迎えるまで、あと数時間。
もうすぐ三十路男の秋山深一、独身は。
未成年少女、神崎直のアパートにいたりした。
「犯罪、じゃねぇよな…」
ポツリと呟いた秋山は、コーヒーの入ったマグカップを静かに置く。
中には彼女が淹れてくれたコーヒーが、湯気を上げては消えていった。
「何か言いましたかー?」
「いいや、なんでもない」
ひょこりと台所から顔を覗かせた部屋の主に返事を返した。
煙草でも吸おうかとポケットに手を突っ込み、窓辺に向かう。
そして、部屋の温もりを逃がさぬ程度に窓を開けた。
頬を撫でる冷気が、少しは心の中を整理してくれたような気がした…
付き合ってもいない男女が、夜を共に過ごしても良いものだろうか?
ましてや、大晦日などという特別な日に…
それに、相手は未成年の女の子。
一応は本能を理性で固めてはいるが…
いつ理性という名の壁が崩壊するか…
でも仕方ないだろう?
だって、彼女が好きなんだから。
「年越し蕎麦が出来ましたー!」
そんな声で現実に引き戻される。
直に目を向けると、ニコニコ笑いながら蕎麦を運んでいる最中。
テーブルの上にスペースを作り、結局未使用のままだった煙草を箱に戻した。
「年越し蕎麦って……早くない?」
テレビに映された新年までのカウントダウン。
残りは3時間36分…
年を越す前に食べろ、とはよく言われるが…
これは何でも早過ぎる。
「今年中に食べないと、金運が下がっちゃうんです」
「金運?」
「はい。今年はライアーゲームに参加している分、金運は保持しないと」
「………」
ライアーゲームに運なんて関係ねーよ。
とツッコミを入れようとしたが寸で止める。
「…ま、いっか」
今日はせっかくの大晦日。
多目に見てやろう。
目の前に差し出された年越し蕎麦。
続けて、隣にぴったり座ってくる神崎直…
「………」
余りの近さに離れようとした時、直がポツリと呟いた。
「誰かとこうやって大晦日を過ごすなんて…久しぶりです…」
「………」
その瞳があまりに切なくて。
その瞳があまりに綺麗で悲しくて。
「私、いっつも新年迎える前に寝ちゃうんです」
「じゃ、今年は俺が起こしてやるから」
離れるという案は破り捨てて、頂きますと手を合わせた。
『さぁ〜て!とうとう今年も残り10分となりました!!』
「ほら、ナオさん。今年も残り10分だって」
「んー…」
数十分前までは、子犬のようにはしゃぎ回っていた神崎直18歳。
年が変わるだけで、地球が逆回転するわけでも天地がひっくり返る訳でもない。
それなのにこんなにもはしゃげるのは…やはり年の差、ってやつなのか?
年を取ると、月日の流れが長く感じるみたいに、楽しみが減っていくのか?
…いや、それはないか。
自分が彼女と同じくらいの時、こんなにもはしゃいだ覚えはない。
覚えがあるとすれば、それは小学校低学年の記憶…
…それはともかく。
「ほら、寝るなって」
直の子供みたいに柔らかい頬をぺちぺち叩く。
「んーん!」
邪魔です!と言わんばかりに、ぱちんと叩かれる男の角張った手。
「………」
…頼むから、さ。
せめて、膝枕で寝るのだけは止めてくんない?
彼女がうとうとし始めたのには気付いていた。
無理はしないで、ベッドに入るようにも進めた。
けれどその全てを断った直は、秋山の膝を枕に眠り始めてしまったのである。
「まったく…」
起きる様子のない直の髪を、優しく解いてみる。
やっぱり、肩に寄りかかりだしたときに起こせば良かった。
彼女の香りなんか楽しんでいないで、注意していれば良かったんだ。
「はぁ…」
溜め息を吐いた秋山は、確かめるようにもう一度、直の顔を見下ろした。
閉じられた白い瞼。
整えられた眉に、長い睫。
小桜色に染められた唇。
出会った頃と比べて、本当に綺麗になった。
子供子供と思っていたけれど、いつの間にか大人になっていた少女。
「……好きな奴でも出来たのかな」
夢でも見ているのか、俺を嘲笑っているのか。
ときどき口の両端を上げて笑っていた。
「なに考えてんだか…」
それは彼女への言葉か、自分への言葉か。
苦笑を浮かべながら秋山は、寄りかかった窓を少しだけ開けた。
ポケットから煙草を取り出して、乾いた唇でくわえる。
今度こそ火を付けると、静かに煙を吸い込んだ。
何故だか分からないが、大晦日を一人で過ごすなんて許せない!
…と言われて、小さな力で無理矢理連れてこられた神崎直のアパート。
まだ成人もしていない少女の力だ。
拒もうと思えば拒めたであろう。
帰ろうと思えばいつでも帰れたであろう。
それでも拒まなかったのは…
それでも帰らなかったのは…
本心が、彼女と年を越したいと望んでいたから?
『さぁ!2009年もあと一分です!』
「ほら、あと一分だって」
「んぅー…」
肩を大きく揺すっても、起きない直。
それだけでなく、顔を膝にまで埋めてくる始末。
もぞもぞと身体を捩らせ、丁度良い場所を探しているよう。
『残り10秒!』
テレビから聞こえるアナウンサーの声。
「ほら、いいの?年、越しちゃうよ」
今年こそは起きます!って張り切ってたじゃない。
5
起こしてやるって約束したんだけど…
4
どうやら約束、破っちゃいそう。
3
でもこれは、寝ちゃったお前が悪い。
2
だから。
1…
だからさ……
『あけましておめでとうございます!』
ほっぺたにしたキスは、寝ちゃった罰ってことでよろしく。
「…あけましておめでとーございます」
カンザキナオさん───
まだまだ長い煙草を、真新しい灰皿に押しつぶした。
END。
なんともまー半端でぐだぐだしたお話になってしまったorz
寝ちゃった直ちゃんが「んーっ!」て秋山を叩くのが書きたかったんです…
それ以外、まったく考えずに書き始めたものだからこんな結果に\(^o^)/
とりあえず、今年最後の秋直でした!
皆様!良いお年をー!
来年もよろしくお願いします!
12月31日の夕方過ぎ。
いつものように夕飯を買おうと、スーパーに行ってみたら出会った彼女。
俺のカゴに入っている即席麺たちを見て、ズバリ一言そう言ったのだ。
そして、大晦日である12月31日。
新たな年を迎えるまで、あと数時間。
もうすぐ三十路男の秋山深一、独身は。
未成年少女、神崎直のアパートにいたりした。
「犯罪、じゃねぇよな…」
ポツリと呟いた秋山は、コーヒーの入ったマグカップを静かに置く。
中には彼女が淹れてくれたコーヒーが、湯気を上げては消えていった。
「何か言いましたかー?」
「いいや、なんでもない」
ひょこりと台所から顔を覗かせた部屋の主に返事を返した。
煙草でも吸おうかとポケットに手を突っ込み、窓辺に向かう。
そして、部屋の温もりを逃がさぬ程度に窓を開けた。
頬を撫でる冷気が、少しは心の中を整理してくれたような気がした…
付き合ってもいない男女が、夜を共に過ごしても良いものだろうか?
ましてや、大晦日などという特別な日に…
それに、相手は未成年の女の子。
一応は本能を理性で固めてはいるが…
いつ理性という名の壁が崩壊するか…
でも仕方ないだろう?
だって、彼女が好きなんだから。
「年越し蕎麦が出来ましたー!」
そんな声で現実に引き戻される。
直に目を向けると、ニコニコ笑いながら蕎麦を運んでいる最中。
テーブルの上にスペースを作り、結局未使用のままだった煙草を箱に戻した。
「年越し蕎麦って……早くない?」
テレビに映された新年までのカウントダウン。
残りは3時間36分…
年を越す前に食べろ、とはよく言われるが…
これは何でも早過ぎる。
「今年中に食べないと、金運が下がっちゃうんです」
「金運?」
「はい。今年はライアーゲームに参加している分、金運は保持しないと」
「………」
ライアーゲームに運なんて関係ねーよ。
とツッコミを入れようとしたが寸で止める。
「…ま、いっか」
今日はせっかくの大晦日。
多目に見てやろう。
目の前に差し出された年越し蕎麦。
続けて、隣にぴったり座ってくる神崎直…
「………」
余りの近さに離れようとした時、直がポツリと呟いた。
「誰かとこうやって大晦日を過ごすなんて…久しぶりです…」
「………」
その瞳があまりに切なくて。
その瞳があまりに綺麗で悲しくて。
「私、いっつも新年迎える前に寝ちゃうんです」
「じゃ、今年は俺が起こしてやるから」
離れるという案は破り捨てて、頂きますと手を合わせた。
『さぁ〜て!とうとう今年も残り10分となりました!!』
「ほら、ナオさん。今年も残り10分だって」
「んー…」
数十分前までは、子犬のようにはしゃぎ回っていた神崎直18歳。
年が変わるだけで、地球が逆回転するわけでも天地がひっくり返る訳でもない。
それなのにこんなにもはしゃげるのは…やはり年の差、ってやつなのか?
年を取ると、月日の流れが長く感じるみたいに、楽しみが減っていくのか?
…いや、それはないか。
自分が彼女と同じくらいの時、こんなにもはしゃいだ覚えはない。
覚えがあるとすれば、それは小学校低学年の記憶…
…それはともかく。
「ほら、寝るなって」
直の子供みたいに柔らかい頬をぺちぺち叩く。
「んーん!」
邪魔です!と言わんばかりに、ぱちんと叩かれる男の角張った手。
「………」
…頼むから、さ。
せめて、膝枕で寝るのだけは止めてくんない?
彼女がうとうとし始めたのには気付いていた。
無理はしないで、ベッドに入るようにも進めた。
けれどその全てを断った直は、秋山の膝を枕に眠り始めてしまったのである。
「まったく…」
起きる様子のない直の髪を、優しく解いてみる。
やっぱり、肩に寄りかかりだしたときに起こせば良かった。
彼女の香りなんか楽しんでいないで、注意していれば良かったんだ。
「はぁ…」
溜め息を吐いた秋山は、確かめるようにもう一度、直の顔を見下ろした。
閉じられた白い瞼。
整えられた眉に、長い睫。
小桜色に染められた唇。
出会った頃と比べて、本当に綺麗になった。
子供子供と思っていたけれど、いつの間にか大人になっていた少女。
「……好きな奴でも出来たのかな」
夢でも見ているのか、俺を嘲笑っているのか。
ときどき口の両端を上げて笑っていた。
「なに考えてんだか…」
それは彼女への言葉か、自分への言葉か。
苦笑を浮かべながら秋山は、寄りかかった窓を少しだけ開けた。
ポケットから煙草を取り出して、乾いた唇でくわえる。
今度こそ火を付けると、静かに煙を吸い込んだ。
何故だか分からないが、大晦日を一人で過ごすなんて許せない!
…と言われて、小さな力で無理矢理連れてこられた神崎直のアパート。
まだ成人もしていない少女の力だ。
拒もうと思えば拒めたであろう。
帰ろうと思えばいつでも帰れたであろう。
それでも拒まなかったのは…
それでも帰らなかったのは…
本心が、彼女と年を越したいと望んでいたから?
『さぁ!2009年もあと一分です!』
「ほら、あと一分だって」
「んぅー…」
肩を大きく揺すっても、起きない直。
それだけでなく、顔を膝にまで埋めてくる始末。
もぞもぞと身体を捩らせ、丁度良い場所を探しているよう。
『残り10秒!』
テレビから聞こえるアナウンサーの声。
「ほら、いいの?年、越しちゃうよ」
今年こそは起きます!って張り切ってたじゃない。
5
起こしてやるって約束したんだけど…
4
どうやら約束、破っちゃいそう。
3
でもこれは、寝ちゃったお前が悪い。
2
だから。
1…
だからさ……
『あけましておめでとうございます!』
ほっぺたにしたキスは、寝ちゃった罰ってことでよろしく。
「…あけましておめでとーございます」
カンザキナオさん───
まだまだ長い煙草を、真新しい灰皿に押しつぶした。
END。
なんともまー半端でぐだぐだしたお話になってしまったorz
寝ちゃった直ちゃんが「んーっ!」て秋山を叩くのが書きたかったんです…
それ以外、まったく考えずに書き始めたものだからこんな結果に\(^o^)/
とりあえず、今年最後の秋直でした!
皆様!良いお年をー!
来年もよろしくお願いします!
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