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朝っぱらからおはようございます!カンナです!

さてさて、四回連続LG更新。
明日はLGドラマですね!楽しみ楽しみ♪

今回、はじめての「ドラマ版」秋直です。
秋直がドラマ版と言うより…メンバーがドラマ版?


時期的に、五回戦中です。
葛城さんはいろんなことを知っていれば良いです^^

ドラマ秋直:恋人未満

五回戦の予選会場は、とあるボーリング場。



今まで同様、LGT事務局色に染められた会場は、一言で言うと不気味だ。

そしてこの蛍光色たちは、参加者たちの不安をますます扇いでいる…



そんな中、参加者の中では一際目立つ雰囲気の二人がいた。


一人は、童話に出てくるお姫様みたいに金色の髪をカールさせた女。

一人は、笑うことなど知らないような黒髪の男。






「…あら?何かご用かしら、神崎さん?」

「!」


何故バレたんですか!…みたいな顔をしちゃって。

バレバレですよ。
そんな告白しようとする中学生みたいに、柱に隠れてちゃね。


「いいんですか?秋山君に近付くなって、言われてるんでは?」


あぁ、その表情…やっぱり言われてるんですね。
さすが秋山君、しっかりしてますね。


「……あの、葛城さんに聞きたいことがあるんです」

「私に聞きたいこと?」

「はい…」








椅子に腰掛けた秋山は、必勝法を見つけだそうと必死に考え込んでいた。


天使と悪魔ゲームなるゲーム。

模擬ゲームのとき彼女が言ったように、正直であれば勝ち進める。

だが、互いが互いに疑うようになってしまった今。
そう簡単に勝ち進められないことは、目に見えている。


しかも、相手はあの葛城リョウだ。


…さて、俺は…俺たちは、どうすれば勝ち進むことが出来る?



「……ふぅ」


秋山は浅く腰掛けた椅子に、もたれ掛かり天井を見上げた。


…まずは、このピリピリとした空間を少しでも和らげることが出来れば…

少しは、互いを信頼してくれるだろうか。


そんなに良いアイデアではなかったが、やってみるだけやってみよう。

とりあえず、神崎直に相談を…


「……?」


だが、葛城グループ外の集まりに、直の姿を見つけることは出来なかった。

「…あいつ」


どこに行ったんだ…?



けれども、噂をすれば何とやら。



「あっ、あああ秋山さんっ!!」


だだだっ…なんて、このシリアスな場に似合わない足音。
それから現れたのは、馬鹿正直のカンザキナオ。

「…どうした?」

いつも慌ただしいが、今はまた格別に慌ただしい。

「あ、あの…秋山さんに聞きたいことがっ…!」


真っ赤な顔してどうしたって言うんだ。

少しは落ち着けって。


直の尋常ではない慌てように、周りにいる参加者の眼差しが集まる。
葛城グループの二人も騒ぎに気付き、二階席から見下ろしていた。



「…言ってみろ」



彼女の発言には、いつもいつも驚かされている。

良い意味でも悪い意味でも…


嘘つきの俺には考えつかないような、正直者の提案。



……さぁ、今度はどっちに転がる?








「秋山さんが熟女好きって本当ですかっ!?」








「は?」



この場にいる全員が、同じことを口にした。


だが一人、まるでテラスでお茶をする婦人のように笑う女が一人…



「ふふっ…秋山君は一体、なんて答えるんでしょうね」








「俺が…なんだって?」

「ですから、秋山さんがぼんきゅっぼーんな熟女しか愛せないと言うのは…」

「待て…っ!」


なんか色々増えてないか…!?

なんだぼんきゅっぼーんって!

その前に、なんだそれは!!



「しかも…毎晩毎晩、たくさんの女の人と…」


言いたいことが沢山ある中、秋山はあくまでポーカーフェイスを保とうとした。


「…誰が言ったんだ?」

「か、葛城さんが…」

「………」


なんとなくは察していた。

まず、そんなことを言うのは葛城…か、キノコくらいしかいないだろう。



「やっぱり……秋山さんは熟女好きだったんですね…っ!」

ガクンと膝から崩れ落ちた直。
そのまま両手で顔を覆い、泣き出す始末。


「いくらなんでも私、熟女にはなれませんー」という泣きごと。

…それってさ、俺のことが好きって見ていいのか?



「…そんな訳ないだろ?勝手に勘違いするな」

椅子から降り、彼女と目線を合わせるようにしゃがみ込む。

「秋山さんは大学時代から年上の女性と遊び呆ける毎日だったんですーっ!」

わーん、なんて在り来たりな泣き声と共に、次々出てくる嘘偽りの言葉たち。


…嘘偽りに決まってる。

大学時代なんて、勉学に夢中で色恋沙汰とはかけ離れた毎日だった。

そりゃ何人か付き合ったことはある。
でも、気付けば「私たち別れましょ」の繰り返し。

その度に友人に「ドンマイ」と冷めた目で言われたのを覚えてる。


そんなこんなで、二十代後半の現在。

ファーストキスはレモン味なのかも知らない状態だ。



「葛城は俺たちを翻弄させようとしているんだ」

だから、全部うそ。

その説明に納得したのか、まだ涙が乾ききらない瞳を細めて笑った。


「そうですよね、秋山さんはそんな野蛮な人じゃありませんよね!」

あとちょっとで葛城さんの作戦に乗るところでした!

溢れ出た涙はどこへやら。
ニコニコ笑顔で立ち上がったナオさんは「監視してきます!」と去っていった。


「はぁ…」


軽い頭痛に堪えるように、頭を押さえながらふらりと立ち上がる。

だが、この場の空気が変わったことに気付き、秋山は顔を上げた。



「秋山って熟女好きだったんだ…」

「しかも大学時代から遊んでるって、アッキーやるぅ〜」

「ま、確かにそんな顔してるよな」

「さすが元詐欺師!立派なもん持ってんのか〜?」


あははははー。

なんて、億単位の借金を負わされる危機に立っているとは思えない笑い。



………。



………。



………。




……へぇ?



「お前ら、いつの間に天才詐欺師を敵に回すほど偉くなったんだ?」


「ちょ、アッキー笑顔が超怖いんですけどぉぉお…?」


「黙れキノコ」




…さて。彼女が帰ってくる前にお仕置きタイムにしようか?








「あ、秋山さんがロリコンって言うのは…!」



「お前、何度だまされれば気が済むんだ?」






END.



なんだこれ…


ゲーム中だというのに平和過ぎる\(^o^)/
仕方ないじゃないですか!私の頭の中は年中春なんですから!


秋山と葛城さんが同じクラスって言うのを聞いたときに考えたお話。
同じクラスって…小学生みたいね\(^o^)/


葛城さんが、秋山の恥ずかしき大学時代の思い出とか知ってたら面白い。
秋山が勝負に負けた〜とか、黒ひげ危機一髪とかで負けたとか面白い。
そして、直ちゃんにあること無いこと告げ口すれば面白い。
大学時代に罰ゲームでしたモノマネの写真とか弱みで握られてたら面白(殴


…直→秋←葛かと思いきや、秋→直←葛ですよね。どっちかってーと。
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