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BUMPがDVD集とカップリングアルバム出すそうです!(遅

…特に書く書くないな。
今日は早くに終わったんでこれから落書きしてきます。
ついでにこれからパソ子使えないんで素敵サイト様に電子手紙が送れない…
携帯の方で観覧はできるんだがなぁ…


あ、高校生日記です。
・美雪お姉ちゃん(らしき人が)出てきます。
・美雪お姉ちゃんは大学生くらいの年代で。
・マイワールドでは皆さん良い者で仲良く暮らしています。

上記のようでもOKだぜ!という心の広い方はつづきを読むへ。

春の風が散り落ちた桜の花びらを飛ばす中、斉藤と書かれた表札の前に女性がいる。
その女性はひとり、口元に怪しげな笑みを浮かべて立っていた。
「…久しぶりね……」



顔を真っ赤に染めた晴香は涙目になりかけた瞳で廊下をかける。
「一心さん!八雲君に襲われましたっ!」

居間に駆け込んだ晴香は、すぐさまちゃぶ台でお茶を飲んでいた一心にそう訴えた。
それに一拍遅れて飛んでくる八雲。こちらも真っ赤に顔が染まっている。
「まだ襲ってない!」
入ってくるなりそう怒鳴った八雲はズカズカと居間を歩き、一心の前で足を止める。
晴香は八雲から逃げるように一心の後ろに回りこみしゃがみ込んだ。
「だ、だいたいあんな所で寝ている君が悪いんだ!」
「否定してないって事は…。やっぱり!」
「違うっ!」
話が伝わらず、とうとう地団太を踏みだす八雲。
その間も一心は気にしないといったように、のんびりとお茶をすすっていた。



そんな居間の騒がしさとは逆に廊下は嫌に静けさを保っていた。

…足音を覗いて。

足音は女性が一歩歩く度に床をギシリと鳴らしていた。

その音に気がついた者は誰もいない。

居間にたどり着いた女性は戸惑いもせずにその中に足を踏み入れた。



「…久しぶりね。八雲君」



「うるさいっ!言っとくが僕だって男なんだぞ!?」
八雲は立ったまま晴香を見下ろすように睨みつける。
だが晴香は怯むことなくきっ、と睨み返す。
「八雲君はケダモノよ!年中発情期よ!」

「………。久しぶりね、やく

「人を猿みたいに言うなっ!」
その言葉に反応した八雲は顔を引きつらせる。
「じゃあ何なのよ?なんの獣なのよっ!」
「だから立派な人間だっ!」

「…もしもーし」

「なに?立派な男の子なわけ?」
「っ!叔父さんも何か言ってください!」
とうとう一心に助けを求める八雲。
だが一心はというと、いまだにのんびりとお茶を飲んでいた。
「八雲。計画的にしなくては駄目だよ?」
「何が計画的だっ!」

「いい加減に聞きなさいよっ!」

聞き慣れた三人の声に紛れ込んでいた声が怒鳴りつけるように張った。
その声でやっとその存在に気がついた三人は目をパチクリさせながら振り返る。

そこには髪を腰まで伸ばしたスタイル抜群の女性が息を荒げながら立っていた。
「やっと気付いたわね…」
女性はニヤリと怪しげに笑う乱れた髪を後ろに払う。
そこで一心がおぉ、と思い出したように声を上げた。
「一心さん、誰ですか?」
声を潜めた晴香が怪しげに眉を寄せ、一心の耳元で小さく訪ねる。
一心が答えかけた時、ちょうど八雲が口を開いてしまい肝心なことが聞けなくなってしまった。
「…何でお前がいるんだ」
「ふんっ。お父様に様子を見てきなさいと頼まれたのよ。…それよりその娘は誰よ」
そう言うと女性は晴香に不機嫌そうな視線を向ける。
晴香はピクリと反応し、一心の後ろに隠れるように身を潜めた。
「彼女は晴香ちゃんだよ。梓の友人の娘さんでね、預かってるんだ」
一心それだけ説明すると視線だけで女性にも説明するように訴える。
「…私は美雪よ。八雲君の姉
「血の繋がりも何もない自称姉だ」
言葉の途中でそう突っ込んだ八雲。
美雪が文句を言いたそうに睨みつけていたが、それが口にでることはなかった。
「…いろいろ複雑な所があるが、突っ込まないでくれ」
八雲は晴香にそういうと一心の隣に座る。
それに続くように美雪も席につく。
「…で?何で突然その娘を預かったの?」
美雪が話を進めようとそう口にすると一心の後ろに隠れている晴香を見つめる。
「あぁ、八雲のお嫁さんにちょうどいいと思ってな」
「はぁっ!?」
一心の回答に呆れたような理解できないような声を上げる八雲。
晴香も眉を寄せながら一心を見つめ、目をパチクリさせた。
「ふーん…。確かに八雲君の好きそうなタイプよね」
「おいまて。何だそれは」
美雪の発言に引っかかった八雲がジロリと射抜くような視線で睨みつける。
だが華麗に無視をした美雪は身を乗り出すようにして晴香の耳元でつぶやく。
「八雲君ってね、むっつりスケベだから注意しなさいよ」
「知ってますよ。さっきも襲われそうになりましたから」
晴香もそれに答えるように身を乗り出すと美雪に顔を近付けてそう言った。
「誰がむっつりスケベだ!」
その様子を腕を組んで見つめていた八雲が眉間にシワを寄せながら、細目で睨んでいた。
「あら、違ったかしら?それじゃあ毎晩眠れない日々を過ごしてるのはどこの誰?」
美雪がニヤリと笑い、身長の関係で八雲を見下ろす。
八雲は怯んだように目をそらしてしまう。

「さて、奈緒を起こして夕食の準備でもしようかね…」
「あ、私泊まっていきますから」
一心はやけにニヤニヤと笑いながら居間を出ていってしまう。

「さーて…久しぶりに可愛い弟君でもいじろうかしら?」
突然目の色を変えた美雪はニヤリと白い歯を見せる。
背中に嫌な汗を感じた八雲は慌てて逃げようとしたが、時すでに遅し。
「晴香ちゃん、八雲君って脇腹が弱いのよ」
そういわれ晴香はポカーンと八雲を、八雲の脇腹を見つめた。
その視線に気付き、八雲がガードするように脇腹をおさえる。
だがその前に美雪が素早い動きで八雲の両手首を片手で捕まえた。
八雲が慌てて振り解こうとするがその前に美雪が晴香を振り返る。
「晴香ちゃん、くすぐっちゃいなさい」
「え?あっ、はい」
晴香は八雲に駆け寄ると自然な動きで八雲の脇腹をつつく。
すると面白いぐらいにビクンと跳ねる、八雲の体。
「あら?感度が上がったんじゃない?」
美雪がクスリと笑うと八雲のシャツを捲り上げ、肌を露わにさせる。
冷えた風が触れ、震えるように体を縮ませた。
「ほら、どんどんやっちゃいなさい」
「は、はい」
美雪に急かされた晴香は八雲の脇腹を細かな動きでくすぐりだす。
「やっ、やめっ…」
バタバタと足をバタつかせる八雲が涙目になりながらも止めさせようと訴える。
だが晴香のくすぐりは止まることを知らなかった。


END。



美雪お姉ちゃんが別人。
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