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あのですね、何かもの凄く嬉しいんですけど。あれっすよ。
今日見たグラマーなお姉ちゃんが鹿に見えたとか書こうと思ったんですよ。
まず一言、言わせて下さい。

八雲Tシャツ当たった。

ええ、本当ですよ。冷蔵庫のプリンを食べたのは私じゃありませんがね。
学校からホリック読みながら帰ってきてたらポストに封筒入ってたんです。
何故か私の本名が書かれた。
ホワイトデーのお返しか?そういや、まだ一人から返されてないな…
んで、封筒をハサミでギシャギシャ開けたら、はい。八雲参上!
…以上です。証拠写真がかげみちにありますよ〜。
……あと嘘ついてすみません。冷蔵庫のプリンを食べたのは私です。

ありがたく家宝にさせてもらいます。
いや、あの…本当。人間にうまれてきてよかった!

あ、誰ですか。給食中に羞恥心流したのは。
お茶噴き出しかけましたよ。


さて、お話〜。
恋人設定・同居

「八雲君…」
「ん〜?」
「…いい加減離れなさいっ!」



二人は同居中の家でソファーに腰をかけていた。
普通とは違うところを上げろと言われれば…
晴香が八雲の膝の中に収まり、後ろから抱きしめられているというところだ。
「嫌だっ」
八雲はそういうと晴香の腰に手をまわし、強く抱きしめる。
嫌かと聞かれれば別に嫌でもない晴香は溜め息を吐く。
嫌と言ったら八雲は何が何でも曲げないのが悪い癖だ。
「もう…しょうがないんだから…」
しょうがなく諦めた晴香は八雲にされるがままになる。
八雲はそんな晴香を見て嬉しそうに頬を擦り寄せてきた。



「八雲君、変わったよね」
静かに黙っていた晴香がポツリとつぶやく。
すると八雲が顔を上げ、不思議そうに首を傾げる。
そんな行動に少し笑ってしまうと八雲が拗ねたように目をそらす。
「ごめんねっ…」
晴香は謝りながらもクスクスと笑いうのは止めなかった。
納得いかなそうな顔をしていた八雲だが、晴香に顔を向ける。
やっと晴香のクスクスという音が止んだ。
「…どこか変なところあるか?」
八雲がそうつぶやくと再び聞こえたクスクスという音。
顔を歪めた八雲がいい加減にしろと言わんばかりに晴香をジロリと睨みつけていた。
「ごめんごめんっ」
謝った晴香は今度こそ笑いを止め、体をひねる。
そして正面から八雲を見つめ、小さく微笑んだ。
「だってつき合いだした頃は、こんなに甘えん坊じゃなかったでしょ?」
「………」
甘えん坊という言葉が気に入らなかったのだろう。再び歪む、八雲の顔。
「なのにこんなに甘えん坊になっちゃって…」
晴香はそう言いながら八雲の柔らかい頬をゆっくり撫でる。
八雲が落ち着いたように表情を緩めた。
そして嫌がることのない八雲はスリスリとその手に頬を擦り寄せる。
「…甘えちゃいけないのか?」
寂しそうに小さくつぶやく八雲。
拳をぎゅっと握っているのを晴香は見逃さなかった。
「別にそんなこと言ってないよ」
晴香はクスリと笑うと八雲の唇に軽いキスを落とす。
その言葉と行動に安心した八雲は頬を緩めるとコツンと額と額をくっつける。
「…今まで人に甘えられなかった分、甘えさせてもらってもいいだろ?」
「うんっ!」
晴香は嬉しそうにニコリと笑うと照れたように頬を赤く染めた。
八雲はぎゅーっと晴香を強く抱きしめ、肩に顔を埋める。
「…いい匂いだ」
「八雲君もだよ?安心する…匂いがする…」
晴香は八雲から香る匂いに頬を緩めると突然首に噛みつく。
大胆なその行動と微かな痛みに内心驚きながらもそれを表に出さない八雲。
「…何してるんだ?」
「誘ってるのっ!」
「は?」
意味がわからない八雲は眉を寄せ、晴香を見つめる。
赤い頬の晴香はそっと上目遣いで八雲を見上げてきた。
「…だめ、かな?」
そんな甘い言葉と声にドキドキしながらも八雲は理性を押し殺す。
「…駄目だ。誘ってくれるなら夜にしてくれ」


今は正午を過ぎだ時間。

いくら何でも早すぎる。

…もし今からやるのなら、きっと僕は朝まで離さない。


「意地悪〜っ」
晴香は頬を膨らますと後ろを向いてしまう。
再び八雲が腰に手をまわし、今度は頭に顎を乗せた。
「…夜はちゃんとやってやるからな。それまで我慢、できるだろ?」
「む〜…」
口ではそういいながらもコクリと頷く晴香の頭。
「…いい子だ」
八雲はちゅっ…と後ろから頬にキスをしてやった。
それだけで頬が緩んでしまう晴香。
かわいい…と思ったと同時にざわめいた欲望。
それに無理矢理鎖を巻きつけると心の奥に沈ませる。
「ふふふ〜」
晴香は八雲に寄りかかるようにして座るとくいっと上を向く。
その顔は火照ったように赤く染まり、嬉しそうにニコニコと笑っていた。
「なんだ?そんな顔して…」
八雲は晴香の前髪を後ろに撫で、額を現させるとちゅっ…とキスを落とす。


我慢我慢…


そう自分に言い聞かせた八雲は優しく柔らかい髪を撫でる。
「何でもないっ!」
晴香は八雲の両手を握ると自分の体に巻きつけさせ、強く握らせた。
だが晴香が手を離すと八雲の腕はへたりと落ちてしまう。
「むっ…」
晴香は眉尻を上げると八雲を振り返る。
そこにはわざとらしく知らん顔をした八雲がいた。
「なんだ?」
わかっていて聞いてる…と知っている晴香は口をへの字に曲げた。
そんな晴香を見て八雲はニヤリと口端を持ち上げる。
「言わなくちゃ、わからないだろ?」
八雲のその言葉に晴香はぷいっ、と前を向いてしまった。
「……ぎゅーって…して?」
ポツリと聞こえた晴香の声。
聞き逃すわけのない八雲は満足げに笑うと望み通りにぎゅーっと抱きしめた。
だが、それは数秒間だけ…八雲はすぐに離れていってしまう。
晴香が物足りなさそうに八雲を見上げる。
「…僕だけ抱きしめてるのはずるい…」
照れたように頬を染め、目をそらしている八雲を見て思わず微笑む晴香。
「そうだね…。八雲君だけ抱きしめてるのはずるいっ」
晴香はくるりと方向転換させると八雲と正面を向き合う。
しばらく見つめ合っていた二人だが、お互い引かれるように抱きしめ合った。
「八雲君…好きだよっ!」
「…知ってる」
「じゃあ、八雲君が知ってる以上に大好きっ!」
晴香は痛いくらい強く抱きしめてきて八雲は思わず苦笑を浮かべた。


…もう、我慢しなくていいや…


不意に体がひねられ、背中に柔らかい感触を感じる晴香。
ソファーに押し倒されたとわかったのはしばらくしてから。
「…やっぱり、今誘って?」
普段聞けない甘い声で八雲がそう言い、唇に軽いキスを落とす。
そんな八雲を見てクスリと笑った晴香は寝癖だらけの八雲の髪を優しく撫でる。
「いい…よ」
その頭を引き寄せた晴香は八雲の唇に熱いキスを送った。


END。


えろりが書けなくなってきた…
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