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tacicaで人間1/2。
ここら辺が八雲っぽいなぁ…と思いまして。

あ、昨日は生でソウルイーター見れました!
部活が珍しく休みになったので。
この人たちもおもしろいなぁ…

そういえば左でやってるアンケートって配布するのかにゃ?
やっぱり御礼だったら配布せねばならぬのかにゃ?


ラストお題〜

心霊探偵八雲 お色気同盟さまよりお借りした
『ハプニングで3題』より

恋人設定・えろり

03.遭難

後藤たち刑事メンバーとおともの八雲たちはある山に来ていた。

…ある事件が起きて。



「待ってください。何で僕らが山荘に一泊しないといけないんですか?」
八雲がそう言う目の前には後藤と石井が申し訳なさそうに苦笑していた。
晴香はというと八雲の隣で眉を八の字に垂らしている。

後藤たち刑事コンビとそれに巻き込まれた八雲たちはある山に来ていた。
…先ほど山で行方不明者を見つけたという。

日も沈んで来たところだったので、八雲と晴香は一時山荘に泊まると言うことになった。

「まぁ、この道をまっすぐ進めば山荘につくはずだから」
後藤は林の向こうに続く一本道を指差す。
その言葉に晴香は心配そうに八雲を見上げる。
それを見て八雲は頭をガリガリとかき回した。
「…本当に大丈夫なんでしょうね」
「あぁ、中も掃除しておいてもらった。それに山荘のまわりには警官も配置されてるからな」
「…だとさ」
そういうと晴香を見下ろす八雲。
だがその顔には不安が浮き上がっていた。
それを見た八雲は深く溜め息をつくと晴香の耳元で小さく囁く。
「…どんな時でも、僕が守るから」
その言葉に思わず赤面する晴香だが、その顔には心配の文字は消えなかった。



「…結構きれいだね」
山荘に足を踏み入れた晴香の第一声はそれだった。
「そうだな…」
晴香がいうように山荘の中は綺麗に掃除をされていて、一瞬キャンプに来たようにも思えた。
掃除をしてくれた…というのは嘘ではないようだ。
「電気ないんだ…」
晴香は壁を手探りで探すが見つからず肩を落とす。

「…少し狭いな…」
部屋自体は六畳くらいの部屋なのだが中央に机。
シングルベッドがひとつ、窓際に置かれているせいで狭く感じた。


晴香は手持ちのバックを机に置きベッドの上に腰を下ろすと窓から外を覗く。
外はいつの間にか日が沈み、真っ暗だった。唯一の光といえば空に浮かぶ満月に近い月だけだ。
「大丈夫…だよね」
「言ったろ?…僕が守るって」
そう言うと隣に座る八雲。
その距離に思わず身を引く晴香だったが、させまいと八雲が腰に手を回す。
晴香は頬が火照るのを感じながらも首を傾ける。
「や…八雲君?」
「…すまない」
一言そういった八雲は、腰に回した手を引く。
それからは二人とも一言もしゃべらずに時が流れていった。



「腹、減らないか?」
八雲は無理矢理話すネタを探したそういう。
すると晴香は思い出したかのように鞄を漁り出す。
その隣で八雲は不思議そうに首を傾げた。

「あった!」
そう言った晴香の顔は久しぶりに見た満面の笑みだった。
それを見た八雲は安心したように顔の表情を緩める。
「ほら、これ食べよう?」
ニコニコと笑っている晴香の手の中には薄っぺらい板のチョコレート。
その銀の包みを破るとそれをくぼみに合わせて割り、口の中に放り込む。
「ん〜っ!おいしいっ!」
晴香は頬を押さえながら表情を緩める。
「ほらっ、八雲君も食べていいよ」
そういうとそれを机の上に置き、また口に放り込む。
八雲もひとかけら口に含む。

甘い甘いチョコレートが舌の上で溶けていく。
でも僕は、これより甘いものを知っている。

ちらりと横の晴香を見つめる八雲。
晴香はその視線に気がついていないようだった。



チョコレートを半分くらい食べ終わった頃、晴香が身を震わせた。
「春だからって言っても…やっぱり寒いね」
苦笑を浮かべた晴香が八雲に笑えてない笑顔で笑いかける。

晴香の服装はカラーシャツにカーディガン、下は半ズボンという姿だった。
その姿を見た八雲は溜め息を吐くと、自らがまとっていたコートを晴香の肩にかける。
「駄目だよ!八雲君が寒いじゃない」
コートの下の八雲は普段通りのシャツにジーパンという格好だった。
慌てて八雲にコートを返そうとする晴香。だがその肩に両手を乗せ、それを阻止する八雲。
「…チョコのお礼だ」
そう言った八雲の顔は何故か幸せそうに笑っていて、晴香はコートを脱ぐのをやめる。
それを確認すると晴香の肩から手を退ける八雲。



「…遭難したみたいだね」
しばらくの静寂を破ったのは晴香だった。
「…確かに、な」
「寒くないの?」
そう訪ねた晴香が身を震わせたのを見逃さない八雲。


…まだ寒いのか?


「…暖めてやろうか?」
「へ?」
八雲の言葉に思わず振り返る晴香。
だが目の前にはドアップの八雲の顔があり、思わず身を引く晴香。
そこでニヤリと八雲が口端を上げだのに晴香は気がついた。
八雲はそのまま晴香の体をベッドに押し倒すと、その上またがる。
「ちょっ…何するのよっ!」
晴香が声を上げ、逃げようと身をよじるが八雲は逃がさまいと顔の横に両手をつく。
「よく映画で遭難すると、裸で抱き合ってるだろ?あれは人肌が一番暖かいからで…」
「そんなのは知ってますっ!」
晴香は八雲の胸に両手をついて反発するが、そんなのが効く相手ではない。
「知ってるなら聞くな…」
「っ!?」
思わず体が跳ねる晴香。
八雲が首に噛みつくような強いキスをしたからだ。
「あっ……んっ…!」
するりと八雲の手がズボンの中に滑り込んでくる。
反発しようとしていた両手はいつのまにか八雲の背中をぎゅっと握っていた。

八雲が少し奥に指を入れる。するとピクリと背を反らせる晴香。
「…こっちは熱いようだな?」
首から唇を離した八雲は火照った頬を面白そうに上げる。
その間にもズボンの中を弄る八雲の手は止まらない。
「だっ……め…」
嫌々と精一杯首を振る晴香。
その瞳には涙が浮かび、首まで真っ赤になった晴香がいた。
「…ぁんっ!……やっ…やめっ!」
「…少し黙っててくれないか?」
八雲はそう言うと、机の上にあったチョコレートを口にくわえる。
すると口移しで八雲は晴香の口にチョコレートを詰め込んだ。
「はぅっ…」
晴香の口の中は半分溶けた状態のチョコレートでいっぱいだった。

「じゃあ、おとなしく暖まってもらおうか?」

八雲はそういうとその口に熱く、甘いキスをした。


END。



久しぶりなえろり〜
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