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昨日友達とやった心理テストでの私の変態度。

眼鏡買いました〜。
と、言ってもまだ届いてはいないんですがね。
現在してる眼鏡を買った頃は普段からつけてなかったんですが、今はもう…
なので予備という意味も込めて。
それにしても…。ふふふ、結構安くなりました。セールだったんです。

そういえば本家の方でやっているアンケート…
「高い所が苦手そうなのは誰?」…ですが、晴香ちゃんに入れました。
高い所から降りれなくて八雲に助けを求める…とか。
だ…駄目ですかね?
書きたいな…。書いちゃいますよ?


さて、小説。

恋人設定・初心

「こんにちはー」

玄関に響く晴香の声。

一拍遅れて、廊下を駆ける音が聞こえた。

「いらっしゃい!」
「こんにちは、奈緒ちゃん」
晴香は靴を脱ぐと、ニコニコと笑う奈緒の頭を優しく撫でる。
すると廊下を歩く、二つの音。
「やぁ、いらっしゃい」
「………」
晴香が顔を上げるとそこには優しく微笑む一心と無愛想な八雲が立っていた。



「いや〜、すまないね。忙しいところ来てもらっちゃって…」
前を歩く一心が苦笑を浮かべながらも軽快に笑いながら口を開く。
「いえ、どうせ暇でしたから」
「君はいつでも暇だからな」
晴香のそんな言葉にすかさず突っ込みを入れる八雲。
むっ、と晴香が八雲を睨むがツンとそっぽを向く。
晴香は八雲のわき腹をツンとつつくと、ピクリと跳ねる。
「………」
八雲はわき腹を押さえながらじっと晴香を睨みつけた。
だがふんっ、とそっぽを向いてしまう。
「ははは。仲が良いな」
そんな二人を見ていた一心が軽快に笑いながら居間の襖を開けた。
とてとてと奈緒がちゃぶ台の前で座る。
それに続いて八雲と晴香も座った。
「お茶でも持ってこようかね」
座りかけていた一心はそう言うと台所へ足を向けた。
お構いなく、と晴香が言おうとしたが八雲に目で制止をかけられ、口を閉じる。
奈緒が駆け寄ってきたかと思うと、晴香の膝に座った。
「お姉ちゃん、遊ぼう?」
「うん!いいよ」
晴香はそう言うと奈緒の頭を優しく撫でる。
「………」
その時の八雲の視線がつまらなそうにしていたのに、晴香は気が付かなかった。



鳥がどこかで鳴いている。
そんな中、一心が淹れたお茶をすすっていた。
晴香はお茶のおともに、と出された饅頭を食べていた。
「お姉ちゃん、お外行こ!」
晴香の膝から立ち上がった奈緒がその手を引っ張りながら言う。
そんな様子を見た一心が眉尻を下げる。
「こらこら、晴香ちゃんはまだ食べてるだろ?」
「そうだ。もう少し待て」
何故か腕組みをした八雲が何度も頷きながらそう続けた。
二人にそう言われ、奈緒はしょぼんと肩を落としてしまう。
「うん…」
奈緒が悲しそうな顔を隠すように俯いてしまった。
それを見て慌てて晴香は立ち上がる。
「大丈夫ですよ!…さ、奈緒ちゃん、行こ?」
晴香はあえて笑顔でそう言うと奈緒の腕を引いて玄関に向かった。
何故か八雲を睨んで。


…そんな二人の足音が遠くに消えた頃。


「やけに不機嫌だな、八雲?」
一心が急須からお茶を注ぎながらそう言う。
「…別に」
ちゃぶ台に肩肘を付いた八雲がそっぽを向く。
まるで自分の顔をそらすかのように。
「晴香ちゃんに奈緒が捕られて嫉妬してるのかい?」
「………」
一心の問いかけに答えず、八雲は黒い髪をかき回しながら立ち上がる。
そんな八雲を横目に一心がお茶をすする。
「それとも奈緒に嫉妬してるのかい?」
「っ!?」
一心を睨みつけるように見るが、その攻撃は効くわけがない。
しかも微かだが頬を染めている八雲。
だから、一心にとっては良いいじりねたが出来たものだ。
「うんうん。少年よ、迷いなさい」
「っ…。誰が少年だ!」
「おや?どうせまだやってないんだろう?」
「何をです…」
ますます赤くなる八雲を面白そうに横目で眺める一心。
八雲に隠れてニヤリと笑う。
「キスはしたんだろう?」
「………」
一心の言葉に八雲は思わず目をそらして、悔しそうに歯を食いしばる。

それはしていない…と言っているのと同じ。

「…まだそこまでいってないのか」
それに呆れた一心は深く溜め息を吐いた。
「………。うるさいですよ…」
そう呟いた八雲の言葉をかき消すように外から声がした。
「八雲君、見て見て!」
晴香の声に振り返る二人。
縁側から見える庭では晴香と奈緒が手を振って、屋根を指さしている。
八雲はそんな二人を見て思わず幸せそうに微笑んだ。
「まったく…」
一心は八雲を見上げるとニヤリと口端を上げた。
その視線に気付いた八雲は縁側からサンダルを履いて外へ出る。
「近所迷惑だから静かにしろ…」
頬の照れを隠すかのように文句を言うが、一心にはそれもバレていた。
庭に出た八雲は二人に言われるがままに屋根の方を見上げる。
「あ…」
八雲は思わず声を上げてしまった。
屋根の真下…そこには土を固めたようなものが壁にはえているようにこびりついている。
そこには黒い頭がひょこりと覗いていた。
「ツバメ…か」
「うん」
晴香が奈緒の頭を撫でながらそれを見上げる。
「去年も来てたんだよ!お兄ちゃんは知らなかったの?」
「私も知ってたけど…」
晴香と奈緒が二人合わせて首を傾げて八雲を見つめる。
八雲はコクリと頷いた。
「それだけ我が家が騒がしくなったって事だよ」
いつの間にか八雲の横に立っていた一心がツバメの巣を見上げながらそういう。
その言葉に晴香と奈緒が首を傾げた。
「ツバメっていうのはね、人がいるところにしか巣を作らないんだよ」
一心がそう言い終わると、どこからかツバメが飛んできた。
そして孤を描くように曲がると屋根に止まり、八雲たちを見下ろす。
「あ、晴香ちゃん。花壇に水をやってきてくれるかい?」
「いいですよ。奈緒ちゃんも行こ?」
「うん」
そう言うと二人は庭を駆け、裏の方へ行った。

「八雲」
それを見送った一心がそう呟く。
「この家にツバメが来たのは、晴香ちゃんが来たからだな…」
「…そうかもしれませんね」
二人はツバメの巣を見上げる。

「一心さーん!こっちも水あげますかー?」

「あ、ジョウロの方が上げやすいかな?」

そう言った一心はジョウロを取りに行く。

「…寝るか」

髪をかき回すとサンダルを脱ぎ捨てた。

「八雲君も手伝ってよー!」

「めんどくさい…」

「はーやーくーっ」

「はいはい…」


…屋根の上のツバメが巣に帰った。


END。



な…何が書きたかったのかわからぬ…
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