忍者ブログ
×

[PR]上記の広告は3ヶ月以上新規記事投稿のないブログに表示されています。新しい記事を書く事で広告が消えます。

それは八雲の心です。

いや〜、銭形は本当に良いことをいいましたね〜!
名言です!漢です!
カリオストロは感動ものでした。
ギャグも詰めているのに感動できるとは…尊敬です!
さすが宮崎監督ですね。

仮装大賞おもしろ過ぎます!
ちなみに私のおもしろい番組ベスト10に入ってます。
あぁ…はじめてのおつかいが見たい…

そして、の…喉が痛いです。
こりゃあ風邪引きましたね。完全に。
咳が止まりゃんせ。

明日は某文具店に行ってきます。
広いんですよ〜。それに安いですし!
はとさんが言っていたポーズ集…欲しいです。
図書室にあるんですよ。
何故か裸のねーちゃんだらけの。

拍手御返事。
moggyさんへ。
ありがとうございます!
いまのところ毎日更新ですが…そろそろネタが尽きてきています…
でも八晴ネタは日常生活の中で思いつくので、今まで続けています。
人形劇ネタは小さい頃遊んでいた、ぬいぐるみ遊びからでした。
何故か私は人形ではなくぬいぐるみだったんですよ。
実は今でもぬいぐるみ大好きなんですよ!
可愛いのがあると、ついつい買ってしまい増えるや増える。
しかも愛嬌が湧いてしまい、捨てるに捨てられず…
なので部屋の中がぬいぐるみに溢れています。
私もmoggyさん宅に毎日遊びに行っていますよ!
これからもよろしくお願いします!

コメントありがとうございます!


小説どすえ。
最近暑くなってきましたね〜ネタ。

恋人未満

空には太陽が昇っている、ある昼下がり。
ところどころに雲が浮かんではいるが、地上に影を作ってはくれなかった。
まぁ、風があるだけ良いとしよう。



重い足取りなのは前記のようなことだから。

晴香は額の汗を長い袖で拭うと、映画研究同好会の扉を開けた。


「八雲君〜」
晴香が部屋に入ると、風が頬を通り過ぎていく。
それは八雲の隠れ家唯一の窓が全開に開けはなっていたから。
「また君か…」
その前で指定席に座った八雲が教科書で自らを扇いでいた。
そんな姿を横目に見ながら晴香も席に着く。
「熱いね〜」
「…この気温を寒いという奴は相当の馬鹿だろ…」
溜め息をついた八雲が背もたれに寄りかかり、ずるずると下がっていく。
そんな珍しい姿に驚く晴香。
「…八雲君も参ってるんだ」
「………」
「図星…ね」
晴香のそんな問いかけに、八雲は拗ねたようにそっぽを向いてしまう。
だが、自らを扇ぐ手は止まらなかった。

八雲が巻き起こす風がたまに晴香の前髪を揺らす。
微かな風だが、いまの晴香にとってはクーラーのようにも思えた。
だがその風も八雲のもとへ帰ってしまい、晴香の前髪を遊ぶ風が消えてしまう。
むっ、と口を結んだ晴香は八雲を睨みつける。

その視線に込められたメッセージ…私を扇ぎなさい。

だが八雲はそのメッセージを理解することが出来ず、首を傾げるだけだった。

「…なんだ?」
「…私を扇ぎなさい!」
勢いよく立ち上がると晴香は胸を反らしながら八雲に指を指した。
そんな晴香の顔を見上げた八雲だが、ちらりと視線を戻す。
それからしばらくそうしていたかと思うと、八雲が呆れたように溜め息を吐く。
そして一言、こう言った。
「胸が無いのに胸をそらすな」
「なっ!?」
晴香はその意味がわかり、慌てて座ると両手を膝の上に乗せ、体を前に倒す。
熱いというのもあるが、晴香の顔は真っ赤に染まっていた。
「ど…どこ見てるのよっ!」
「ちょうど目の前に胸があるんだ。目に入らない方がおかしい」
「目の前にあるからって…見ないのが普通でしょっ!?」
「…それは女の考えだろ?男なら普通だと思うが?」
「っ!?このむっつりスケベっ!」
晴香から発せられた聞き逃せない単語に、八雲は思わず表情を歪めた。
「誰がむっつりだ…」
珍しく微かに頬を火照らせ、目をそらしてしまう八雲。
そして照れ隠しというように髪を掻きまわす。
「そんな事より、扇いでいよ〜」
晴香は指を組み合わせると上目遣いになりおねだりポーズをする。
「誰が扇ぐか」



「もういいよ…」
しばらく扇げと粘っていた晴香だが、諦めたように机の上にへたれた。
そしてジロリと八雲を見上げ、口をへの字に歪める。
「八雲君の意地悪〜」
べーっ、と舌を出した晴香は心の中でニヤリと笑う。

以下、私的想像未来日記だ!


誰が意地悪だ。

意地悪じゃないんだったら扇ぎなさいよ。

あぁ、僕は意地悪じゃないから扇いでやるよ。


…と、まぁこんなもんかな?

晴香は心の中で何度も頷いた。


「はいはい、どうせ僕は意地悪だ。諦めてくれて感謝しなくちゃな」
「え…」
晴香は思わず、阿保らしい声を上げる。
八雲の意外な、まさかそんな事を言うわけないと思っていた答えを発したからだ。
「や、八雲君。いつもみたいに反発しないの?」
「なんだ?そんなに僕と喧嘩をしたいのか?」
「そ…そういうわけじゃなくって…」
「ならどういうわけなんだ?」
八雲はそういうと、ますます身を沈め、大きく欠伸をした。
聴く気がない…体全身でそう伝えた八雲。
「もういいよ…」
「さっき聴いたような台詞だな?」
八雲のそんな言葉に、晴香は返す言葉を考えたが言わなかった。
どうせ先ほどの言い合いを繰り返すことになるのだろうから。
最後に大きく溜め息を吐くと、晴香は机に顔を付けて目をつぶった。


…疲れた。寝よう…


それからどれだけの時間が過ぎていったのだろうか。
時々、髪をくすぐっていく風が晴香にとっての扇風機だった。
だが、その扇風機がクーラーに変わる。
突然髪がふわりと浮かんだ。
それに驚き、思わず顔を上げる晴香。
目の前には八雲が教科書を片手に頬を染めていた。

…扇いでくれた、ようだ。

「なんだよ…」
「ううん、何でもないっ!」
晴香はニコリと笑うと、喜びに赤くなった頬を隠すように再びうつむいた。

…それからは二人の醸し出す、のんびりした空気がこの部屋を包んでいた。


その後、八雲が巻き起こす風が止んだ。
不思議に思い晴香が顔を上げると、そこには同じように机にへたれている八雲がいた。
「八雲君?」
晴香が声を掛けても起きない八雲に首を傾げる。
そっと顔を覗くと、その瞳は瞼に隠れていた。
「寝て…る?」
返事がない…ということは寝ているようだ。
小さく笑った晴香は八雲の手から教科書を奪う。
そしてそれをなびかせて風を吹き起こす。
寝癖だらけの八雲の髪を風が遊んでいた。



しばらくすると八雲が目を覚ました。

「…熱い」
起きるなり八雲がそう言ったかと思うと、突然シャツのボタンを外しにかかった。

…何故か全部。

ボタンを数個外すのかと思っていた晴香は慌てて八雲を止めようとする。
「なっ…何してるの!?」
「…熱いからだ」
そういうとシャツを脱ぎ、床に投げ捨てた。

「だ…だからって…」

…目の前の八雲は上半身裸…だ。

無駄な肉がなく、うらやましいぐらいに白い肌が晴香の目にさらされる。

「こ…この変態っ!露出魔っ!」
「…それをじっと見てる君の方が変態だろ」
「ち…違うもんっ!」
首を大きく左右に揺らし、否定を露わにした晴香に八雲はニヤリと笑った。
「どうしたんだ?顔が真っ赤だぞ?」
「あ…熱いからだよっ!」
「熱いんなら君も脱げばいいんじゃないか?」
「っ!?や…やっぱり八雲君は変態だよっ!」


END。



変態はお前だっ!
PR
この記事にコメントする
お名前
タイトル
文字色
メールアドレス
URL
コメント
パスワード   Vodafone絵文字 i-mode絵文字 Ezweb絵文字
[80]  [79]  [78]  [77]  [76]  [75]  [74]  [73]  [72]  [71]  [70
カレンダー
09 2025/10 11
S M T W T F S
1 2 3 4
5 6 7 8 9 10 11
12 13 14 15 16 17 18
19 20 21 22 23 24 25
26 27 28 29 30 31
プロフィール
HN:
朝田よる
性別:
非公開
ブログ内検索
最新コメント
[05/23 ひなき]
[09/13 murasame]
[07/19 delia]
[06/27 delia]
[05/20 delia]
忍者ブログ [PR]