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BUMPで花の名。
続・三丁目の夕日は二回見に行きました…。
BUMPのDVD届きました!わーいわーい!
今、見ながら書いてます。
唄は良く聴くんですが、映像の方は結構初見が多いです。
買うまであんまり見ないんですよね。
よくランキングで出る、あのちょこっとしか見たことが無いかも知れません…
またガラスのブルーズのようなイラストPVが出て欲しいとこっそり思ってます。
今回は宇宙関係が多いですね〜。というかBUMPは宇宙関係が多い…
さて、昨日の続き。
あのまま終わらせたら大変な事になるので…
パロ・斉藤医院
続・三丁目の夕日は二回見に行きました…。
BUMPのDVD届きました!わーいわーい!
今、見ながら書いてます。
唄は良く聴くんですが、映像の方は結構初見が多いです。
買うまであんまり見ないんですよね。
よくランキングで出る、あのちょこっとしか見たことが無いかも知れません…
またガラスのブルーズのようなイラストPVが出て欲しいとこっそり思ってます。
今回は宇宙関係が多いですね〜。というかBUMPは宇宙関係が多い…
さて、昨日の続き。
あのまま終わらせたら大変な事になるので…
パロ・斉藤医院
「いい加減にしろ!」
そんな低い声がしたかと思うと、青年が前乗りに倒れた。
晴香にとっては、その低い声が天使の声に聞こえた気がする。
いままで青年が居たところにはスリッパが宙に浮かんでおり、重力に任せてその頭に落ちる。
そして青年の後ろには肩を大きく上下させた後藤がいた。
「大丈夫か!?」
「は…はい」
その大きな声に自然と声が戻ってきた。
晴香は壁を使いながらもやっとの思いで立ち上がる。
そして床にうつ伏せ体勢で寝転がっている下着姿の青年を見下ろす。
「あ…あの、この人は?」
「………。言いたくないが…」
思わず目をそらした後藤は苦笑を浮かべながら口を開く。
「…こいつが八雲…斉藤先生だ」
「………」
しばらくの間、頭が認めてはくれず固まってしまう晴香。
そしてゆっくり青年…八雲を見つめる。
だが下着姿だということを思い出し、思わず目を背けた。
「…僕はゴキブリかなんかですか?」
突然聞こえた声に驚き、ピタリと壁に背中をつけてしまう晴香。
八雲は頭のスリッパを片手に取ると、ゆっくりと立ち上がった。
「お前はゴキブリより発情期の猫の方が似合うと思うが?」
「………」
その言葉にじろりと睨みつけるが、後藤は呆れたように溜め息をついた。
そして視線を晴香に戻すと申し訳なさそうに苦笑する。
「すまん。こんな医院長だからやめてく看護婦が多くて…」
「今どき看護婦じゃなくって看護士だと思いますよ」
皮肉が詰まったその言葉に後藤は無言で八雲を睨みつける。
「そ…それより服着て下さいっ!」
とうとう耐えきれず、晴香は泣き叫ぶように八雲に言う。
晴香の目の前には八雲の下着姿があり、目のやり場に困っている。
しかも八雲は気にすることもなく、そのまま立っていた。
「………」
八雲は自分の姿を見下ろすと思い出したかのように、斉藤…と書かれたロッカーを開けた。
その中からシャツとジーパン、それに白衣を出すとそれに着替え始める。
「…晴香ちゃん、こっちおいで…」
どうしようか、とおどおどしていた晴香に後藤が救いの声をかける。
晴香は助かったと逃げるようにロッカー室を立ち去った。
「うぅ…」
晴香は待合室のパイプ椅子に腰を掛け、頭を抱えていた。
…脳裏に浮かぶのは、八雲の裸体。
その姿を思い出し、ますます晴香はうなだれる。
「だ…大丈夫ですか?」
そんな声を掛けられ、晴香は頭を上げる。
するとそこには眼鏡を掛けたナース服の青年が苦笑を浮かべていた。
青年は晴香の隣にパイプ椅子を引っ張るとそれに腰を掛ける。
「はじめまして、石井です」
石井はそう言うと机に置いてあった紙コップを晴香に渡した。
それを受け取り中を覗くと、その中には水が入っている。
「今日から働く人ですよね?えっと名前は…」
「小沢です。よろしくお願いします」
晴香が頭を下げると石井は慌てて両手を振る。
「いえ、頭なんて下げなくて…」
「勝手に自己紹介を進めるな」
石井の声を横切るかのように聞こえた叱るような声。
二人が視線を上げるとそこには白衣をまとった八雲がいた。
…よかった、ちゃんと服着てる…
晴香は心の奥底で胸を撫で下ろす。
石井は怯えるようにおどおどと立ち上がる。
慌てて晴香も立ち上がると、ちょうど後藤が診察室のドアから出てきた。
「…じゃあまず、自己紹介といくか」
気まずい空気をどうにか清めようと、後藤は引きつった笑みを浮かべながらそう言う。
そんな後藤に鼻で笑った八雲。
「もとが気持ち悪い顔なのに、ますます気持ち悪くならないで下さい」
「んだとっ!?」
「だ…駄目ですよ!暴力は…」
後藤は顔を笑みから怒りに替え、八雲に殴りかかろうと腕を上げる。
そんな後藤を止めさせようと石井が二人の間に割ってはいった。
「まったく…とっとと自己紹介を終わらせましょう。診察時間になってしまいますよ」
まだ何か言いたげな後藤だったが、しぶしぶ腕を下げた。
八雲はそんな後藤を見て満足そうに頷くと、晴香に視線を向ける。
それが自己紹介をしろ…と訴えていることに気が付いたのはしばらくしてからの事。
「え…えっと、今日から看護士として働かせてもらいます。小沢晴香です。趣味は…」
「名前だけで良い。次…」
言葉の途中で切られてしまい思わず晴香は八雲を睨みつける。
だが八雲は我が知らぬ顔で後藤に視線を送った。
「俺は後藤和利だ。ちなみに医者をやってる。もう一つ言わせてもらうと…」
「次」
晴香の時と同様。名前だけ言わせると石井に視線を送る。
晴香と後藤は八雲を睨みつけるが、本人は華麗にスルーをした。
「あ、私は石井雄太郎です。看護士ですが、まだ新米で…。もし分からないことがあれば…」
そんな中、気まずそうに口を開いた石井。
「次は僕だ」
だが、やはり最低限の情報を伝えると八雲に止められてしまう。
八雲はスタスタと晴香の前に歩み寄ると、頭一つ分上から怪しげにニヤリと笑った。
「僕は斉藤八雲…。斉藤医院の医院長を勤めてる」
そういうと八雲は晴香と目を合わせるようにかがみ、耳元に口を寄せた。
「…楽しみにしてるよ」
八雲はそれだけつぶやくと、わざと吐息を耳を掠めさせる。
晴香は思わず目をつぶると八雲は楽しそうに笑いながら診察室に足を向けた。
「な…何なんですか!あの先生…」
「いや…何だと聞かれても…。まぁ、気をつけろよ晴香ちゃん」
苦笑を浮かべた後藤は何度も頷きながら八雲を追うように診察室へ向かった。
「ま…まずは待合室の掃除をしましょう?まだ診察時間ではありますし…」
石井はそう言うとロッカー室に走った。
晴香はそれを見送るとうなだれるように椅子に座る。
「うぅ…。やっていけるかな…私…」
END。
がんばれ、晴香ちゃん!
そんな低い声がしたかと思うと、青年が前乗りに倒れた。
晴香にとっては、その低い声が天使の声に聞こえた気がする。
いままで青年が居たところにはスリッパが宙に浮かんでおり、重力に任せてその頭に落ちる。
そして青年の後ろには肩を大きく上下させた後藤がいた。
「大丈夫か!?」
「は…はい」
その大きな声に自然と声が戻ってきた。
晴香は壁を使いながらもやっとの思いで立ち上がる。
そして床にうつ伏せ体勢で寝転がっている下着姿の青年を見下ろす。
「あ…あの、この人は?」
「………。言いたくないが…」
思わず目をそらした後藤は苦笑を浮かべながら口を開く。
「…こいつが八雲…斉藤先生だ」
「………」
しばらくの間、頭が認めてはくれず固まってしまう晴香。
そしてゆっくり青年…八雲を見つめる。
だが下着姿だということを思い出し、思わず目を背けた。
「…僕はゴキブリかなんかですか?」
突然聞こえた声に驚き、ピタリと壁に背中をつけてしまう晴香。
八雲は頭のスリッパを片手に取ると、ゆっくりと立ち上がった。
「お前はゴキブリより発情期の猫の方が似合うと思うが?」
「………」
その言葉にじろりと睨みつけるが、後藤は呆れたように溜め息をついた。
そして視線を晴香に戻すと申し訳なさそうに苦笑する。
「すまん。こんな医院長だからやめてく看護婦が多くて…」
「今どき看護婦じゃなくって看護士だと思いますよ」
皮肉が詰まったその言葉に後藤は無言で八雲を睨みつける。
「そ…それより服着て下さいっ!」
とうとう耐えきれず、晴香は泣き叫ぶように八雲に言う。
晴香の目の前には八雲の下着姿があり、目のやり場に困っている。
しかも八雲は気にすることもなく、そのまま立っていた。
「………」
八雲は自分の姿を見下ろすと思い出したかのように、斉藤…と書かれたロッカーを開けた。
その中からシャツとジーパン、それに白衣を出すとそれに着替え始める。
「…晴香ちゃん、こっちおいで…」
どうしようか、とおどおどしていた晴香に後藤が救いの声をかける。
晴香は助かったと逃げるようにロッカー室を立ち去った。
「うぅ…」
晴香は待合室のパイプ椅子に腰を掛け、頭を抱えていた。
…脳裏に浮かぶのは、八雲の裸体。
その姿を思い出し、ますます晴香はうなだれる。
「だ…大丈夫ですか?」
そんな声を掛けられ、晴香は頭を上げる。
するとそこには眼鏡を掛けたナース服の青年が苦笑を浮かべていた。
青年は晴香の隣にパイプ椅子を引っ張るとそれに腰を掛ける。
「はじめまして、石井です」
石井はそう言うと机に置いてあった紙コップを晴香に渡した。
それを受け取り中を覗くと、その中には水が入っている。
「今日から働く人ですよね?えっと名前は…」
「小沢です。よろしくお願いします」
晴香が頭を下げると石井は慌てて両手を振る。
「いえ、頭なんて下げなくて…」
「勝手に自己紹介を進めるな」
石井の声を横切るかのように聞こえた叱るような声。
二人が視線を上げるとそこには白衣をまとった八雲がいた。
…よかった、ちゃんと服着てる…
晴香は心の奥底で胸を撫で下ろす。
石井は怯えるようにおどおどと立ち上がる。
慌てて晴香も立ち上がると、ちょうど後藤が診察室のドアから出てきた。
「…じゃあまず、自己紹介といくか」
気まずい空気をどうにか清めようと、後藤は引きつった笑みを浮かべながらそう言う。
そんな後藤に鼻で笑った八雲。
「もとが気持ち悪い顔なのに、ますます気持ち悪くならないで下さい」
「んだとっ!?」
「だ…駄目ですよ!暴力は…」
後藤は顔を笑みから怒りに替え、八雲に殴りかかろうと腕を上げる。
そんな後藤を止めさせようと石井が二人の間に割ってはいった。
「まったく…とっとと自己紹介を終わらせましょう。診察時間になってしまいますよ」
まだ何か言いたげな後藤だったが、しぶしぶ腕を下げた。
八雲はそんな後藤を見て満足そうに頷くと、晴香に視線を向ける。
それが自己紹介をしろ…と訴えていることに気が付いたのはしばらくしてからの事。
「え…えっと、今日から看護士として働かせてもらいます。小沢晴香です。趣味は…」
「名前だけで良い。次…」
言葉の途中で切られてしまい思わず晴香は八雲を睨みつける。
だが八雲は我が知らぬ顔で後藤に視線を送った。
「俺は後藤和利だ。ちなみに医者をやってる。もう一つ言わせてもらうと…」
「次」
晴香の時と同様。名前だけ言わせると石井に視線を送る。
晴香と後藤は八雲を睨みつけるが、本人は華麗にスルーをした。
「あ、私は石井雄太郎です。看護士ですが、まだ新米で…。もし分からないことがあれば…」
そんな中、気まずそうに口を開いた石井。
「次は僕だ」
だが、やはり最低限の情報を伝えると八雲に止められてしまう。
八雲はスタスタと晴香の前に歩み寄ると、頭一つ分上から怪しげにニヤリと笑った。
「僕は斉藤八雲…。斉藤医院の医院長を勤めてる」
そういうと八雲は晴香と目を合わせるようにかがみ、耳元に口を寄せた。
「…楽しみにしてるよ」
八雲はそれだけつぶやくと、わざと吐息を耳を掠めさせる。
晴香は思わず目をつぶると八雲は楽しそうに笑いながら診察室に足を向けた。
「な…何なんですか!あの先生…」
「いや…何だと聞かれても…。まぁ、気をつけろよ晴香ちゃん」
苦笑を浮かべた後藤は何度も頷きながら八雲を追うように診察室へ向かった。
「ま…まずは待合室の掃除をしましょう?まだ診察時間ではありますし…」
石井はそう言うとロッカー室に走った。
晴香はそれを見送るとうなだれるように椅子に座る。
「うぅ…。やっていけるかな…私…」
END。
がんばれ、晴香ちゃん!
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