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進研ゼミの漫画シリーズがおもしろすぎる。
そしてニコ動見たら…続いてたのかーっ!
moggyさんに風邪の事を言われ、思い出しました。
風邪が治らず、数日前に病院行ったんですよ。新しい病院に。
そこの看護士さんがかわいいんですよ!
薬剤師さんなんて、ピンクの白衣ですよ!
ちょ…ヤバいです。もうココ通いますよ!
もう斉藤医院ネタへの妄想が…
…というか、斉藤医院は続けようかにゃ?
小説です。
晴香にベタ甘な八雲を書いてみたかったシリーズ。
恋人設定
そしてニコ動見たら…続いてたのかーっ!
moggyさんに風邪の事を言われ、思い出しました。
風邪が治らず、数日前に病院行ったんですよ。新しい病院に。
そこの看護士さんがかわいいんですよ!
薬剤師さんなんて、ピンクの白衣ですよ!
ちょ…ヤバいです。もうココ通いますよ!
もう斉藤医院ネタへの妄想が…
…というか、斉藤医院は続けようかにゃ?
小説です。
晴香にベタ甘な八雲を書いてみたかったシリーズ。
恋人設定
「おでかけ〜」
「お兄ちゃんもお菓子食べる?」
「…いらない」
「じゃあ、お父さんが貰おうかな?」
八雲は大きく溜め息を吐いた。
…せっかくのデートかと思ったのに…
全ての発端は三日前の晴香の発言だった。
…その時に戻ってみようと思う。
いつものように映画研究同好会にやってきた晴香は何やら挙動不審だった。
八雲は話し出すのを待っていたが、しばらくもじもじとしているのを見て溜め息を吐く。
「…どうしたんだ?」
そんな問い掛けに顔を明るめた晴香は机に手を付き、乗り出した。
「あの…ね、近くに大きな公園が出来たんだって」
晴香はそこまで言うと、チラリと八雲の表情を伺う。
何を求めているかはわかる…
だが八雲はあえて分からない…と言うようにおどけてみせる。
「だから…ね、一緒に行かない?」
小さく首を傾げる晴香。
…かわいい。
こんな晴香を見ては断るに断れない八雲は無言で頷く。
その時は当然デート…だと思い、正直うれしかった。
「あ…あのね、少し遠いから車で行かなくちゃいけないんだけど…」
さっきは『近く』と言ったのに…
遠かったら僕が行かないとでもコイツは思ってたのか?
そんな矛盾に腹を立てながらも、八雲はもう一度頷いた。
「…叔父さんに車を借りるか…」
その時にからかわれなければいいが…
「じゃあ、朝の七時に一心さん家で待ち合わせね!」
ニコリと笑ったその笑顔に、そんな八雲の心配は吹き飛んでしまった。
そして八雲が待ち合わせ時間に叔父さんの家に行く。
すると何故か晴香と一心と奈緒がニコニコと笑っていた。
まさか…と思った八雲の予感は見事に的中し、メンバーが二人追加したのだ。
八雲は今までの経緯を辿り、再び大きく溜め息を吐く。
「…こんなんなら、レンタルカーで行けば良かった」
ボソリとつぶやいた言葉は、隣と後ろの座席の騒音にかき消されてしまった。
ちなみに運転をしているのはもちろん八雲。
隣は何故か一心、後ろの座席に晴香と奈緒が並んで座っていた。
「…なんで叔父さんが隣なんだよ…」
せめて隣は晴香が良かった…と八雲は溜め息をついた。
「どうしたんだ、八雲。さっきから溜め息ばかりついて」
「…何でもありませんよ。…それより、地図を見せて下さい」
信号が赤になったのを見てそう言うと、一心はドアのポケットから薄い厚みの地図を出した。
八雲はそれを受け取ると現在地を確かめる。
そして数ページ捲り、ゴール地点である公園まで目で追う。
「…高速に乗った方が迷わないな…」
「じゃあ高速に乗ろうじゃないか。迷うのは勘弁だからな」
軽快に笑った一心は、後ろを振り返りお菓子を摘む。
文句を言ってやろうとしたが、信号が青になってしまいしぶしぶ口を閉じた。
「おぉ、そうだ。高速に入って三番目のインターに止まってくれないか?」
「…何でですか?」
鋭い眼差しで睨むが、一心はまったく気にした様子などなかった。
「あそこでしか売ってない茶菓子があってね。それがまた美味しくって」
「嫌ですよ」
八雲は即答でそう答えると一心は何やら企んだ表情を浮かべた。
そしてニッコリと笑うと後ろを振り返る。
「晴香ちゃんも食べたいよね?おいし〜い饅頭なんだが」
一心にそう言われ、晴香は想像するように宙を見上げる。
しばらくするとゴクリと唾を飲む音が聞こえ、晴香は口を開いた。
「…食べたい、です」
晴香のその言葉を聴くと満足そうに何度も頷き、隣の席の八雲に自然を送る。
「晴香ちゃんも食べたいそうだ」
「っ………」
一心は八雲が晴香に弱いという事を知っていた。
当の晴香はまったく知らないが。
八雲もその作戦は見抜いていたが、晴香に食べたいと言われれば断るに断れなかった。
「…わかった」
八雲は悔しそうにうなだれながら、高速の道に入った。
「はぁ…」
八雲はベンチに座ると大きく溜め息を吐いた。
高速に入って三個目のインターにいる、八雲たち御一行。
一心は着くなり饅頭を買いに駆けていってしまった。
晴香と奈緒もそれに釣られるように車から降り、車内には八雲が一人残される。
八雲は車を止めようと駐車場を巡るが、どこも空いておらず何週も回っていた。
…そしてやっと止められたのは、八雲がクタクタになった頃。
もう一度溜め息を吐くと、何か飲み物でも買おうと立ち上がる。
ポケットに手を突っ込んでみるが、その中は空だった。
「車の中に置いてきたか…」
八雲は力を無くしたかのようにベンチに腰を下ろす。
「なんでこんな事になったんだ?」
頭を抱えるとベンチの背もたれに体を預ける。
…もう最悪だ。
八雲がそう思った時だ。
今まで明るかったはずの視界が微かだが暗くなった。
「どうしたの?八雲君」
そんな声が聞こえ、八雲は慌てて起き上がる。
そこには晴香がプラスチックのお盆を持って立っていた。
「晴香…」
八雲は思わず泣きそうになり、眉尻を下げてしまう。
そんな八雲に驚き、慌てて隣に腰を下ろす晴香。
「ど…どうしたの!?」
「なんでもないっ。目にゴミが入っただけだっ」
ゴミなど入ってないが、ゴシゴシと両目を掻く八雲。
そんな八雲を晴香は慌ててやめさせる。
「駄目だよ!ゴミが入ったなら取って上げるから…」
晴香に握られた手首が暖かく、嘘なのだが大人しくゴミを取ってもらうことにした八雲。
「よく見せて…」
そう言うと両頬を柔らかい手で包み込む晴香。
その感触が何故か懐かしく感じ、八雲は幸せそうに表情を緩めた。
「よく見えないけど…多分大丈夫だよ」
ニコリと微笑むと離れていく両手の温もり。
残念そうにその手を見つめるが、その手が頬に触れることはなかった。
「八雲君、朝ご飯まだだよね?」
無言でコクリと頷く。
「じゃあ、一緒に食べよう」
ニコリと笑った晴香は、膝の上に置いたお盆を八雲に見せる。
お盆の上には焼きそばとたこ焼き、飲み物が置いてあった。
「…君のだろ?」
「さっきお菓子も食べちゃったから…。それに一人じゃこんなに食べれないし」
テへと舌を出した晴香がかわいく、思わず抱きしめたくなる。
だが人がいる事を思い出し我慢する八雲。
「じゃあ、いただこうか…」
八雲はそう言うとお盆の上の割り箸に手を伸ばすが、するりと晴香に取られてしまう。
元はと言えば晴香が買ったもの…と思い出し、手を引く八雲。
「食べさせて上げるね」
鼻歌でも歌うような口調でそういうと割り箸を半分に割る。
「…は?」
八雲が理解できないと言うように首を傾げた。
その間に晴香は割り箸でたこ焼きを摘むと、空いた手で落ちたときのために皿を作る。
「はい、あーん」
晴香にそんなことを言われ、思わず真っ赤になる八雲。
だが大人しく口を開けた。
すると口の中にたこ焼きが入ってくるのが、熱からわかる。
「熱っ」
八雲は冷まそうと口を開けるがなかなか冷めてくれない。
「や…八雲君、飲み物っ!」
晴香は慌てて飲み物を渡すと八雲は勢いよくそれを流し込んだ。
一息付いて安堵の溜め息を吐く八雲。
もう一口飲み物を口にすると、それがオレンジジュースだということがわかった。
…子供っぽいな。
八雲は小さく笑うと晴香から割り箸を奪い、たこ焼きを摘む。
「ほら…あーん」
「え…いいよっ。恥ずかしいから…」
「僕だってやったんだから…。ほら…あーん」
「んっ…」
「おやおや、青春だね〜」
そんな八雲と晴香を物陰から一心は覗いている。
「…?」
一心の隣では奈緒が不思議そうに首を傾げていた。
END。
続きます。
「お兄ちゃんもお菓子食べる?」
「…いらない」
「じゃあ、お父さんが貰おうかな?」
八雲は大きく溜め息を吐いた。
…せっかくのデートかと思ったのに…
全ての発端は三日前の晴香の発言だった。
…その時に戻ってみようと思う。
いつものように映画研究同好会にやってきた晴香は何やら挙動不審だった。
八雲は話し出すのを待っていたが、しばらくもじもじとしているのを見て溜め息を吐く。
「…どうしたんだ?」
そんな問い掛けに顔を明るめた晴香は机に手を付き、乗り出した。
「あの…ね、近くに大きな公園が出来たんだって」
晴香はそこまで言うと、チラリと八雲の表情を伺う。
何を求めているかはわかる…
だが八雲はあえて分からない…と言うようにおどけてみせる。
「だから…ね、一緒に行かない?」
小さく首を傾げる晴香。
…かわいい。
こんな晴香を見ては断るに断れない八雲は無言で頷く。
その時は当然デート…だと思い、正直うれしかった。
「あ…あのね、少し遠いから車で行かなくちゃいけないんだけど…」
さっきは『近く』と言ったのに…
遠かったら僕が行かないとでもコイツは思ってたのか?
そんな矛盾に腹を立てながらも、八雲はもう一度頷いた。
「…叔父さんに車を借りるか…」
その時にからかわれなければいいが…
「じゃあ、朝の七時に一心さん家で待ち合わせね!」
ニコリと笑ったその笑顔に、そんな八雲の心配は吹き飛んでしまった。
そして八雲が待ち合わせ時間に叔父さんの家に行く。
すると何故か晴香と一心と奈緒がニコニコと笑っていた。
まさか…と思った八雲の予感は見事に的中し、メンバーが二人追加したのだ。
八雲は今までの経緯を辿り、再び大きく溜め息を吐く。
「…こんなんなら、レンタルカーで行けば良かった」
ボソリとつぶやいた言葉は、隣と後ろの座席の騒音にかき消されてしまった。
ちなみに運転をしているのはもちろん八雲。
隣は何故か一心、後ろの座席に晴香と奈緒が並んで座っていた。
「…なんで叔父さんが隣なんだよ…」
せめて隣は晴香が良かった…と八雲は溜め息をついた。
「どうしたんだ、八雲。さっきから溜め息ばかりついて」
「…何でもありませんよ。…それより、地図を見せて下さい」
信号が赤になったのを見てそう言うと、一心はドアのポケットから薄い厚みの地図を出した。
八雲はそれを受け取ると現在地を確かめる。
そして数ページ捲り、ゴール地点である公園まで目で追う。
「…高速に乗った方が迷わないな…」
「じゃあ高速に乗ろうじゃないか。迷うのは勘弁だからな」
軽快に笑った一心は、後ろを振り返りお菓子を摘む。
文句を言ってやろうとしたが、信号が青になってしまいしぶしぶ口を閉じた。
「おぉ、そうだ。高速に入って三番目のインターに止まってくれないか?」
「…何でですか?」
鋭い眼差しで睨むが、一心はまったく気にした様子などなかった。
「あそこでしか売ってない茶菓子があってね。それがまた美味しくって」
「嫌ですよ」
八雲は即答でそう答えると一心は何やら企んだ表情を浮かべた。
そしてニッコリと笑うと後ろを振り返る。
「晴香ちゃんも食べたいよね?おいし〜い饅頭なんだが」
一心にそう言われ、晴香は想像するように宙を見上げる。
しばらくするとゴクリと唾を飲む音が聞こえ、晴香は口を開いた。
「…食べたい、です」
晴香のその言葉を聴くと満足そうに何度も頷き、隣の席の八雲に自然を送る。
「晴香ちゃんも食べたいそうだ」
「っ………」
一心は八雲が晴香に弱いという事を知っていた。
当の晴香はまったく知らないが。
八雲もその作戦は見抜いていたが、晴香に食べたいと言われれば断るに断れなかった。
「…わかった」
八雲は悔しそうにうなだれながら、高速の道に入った。
「はぁ…」
八雲はベンチに座ると大きく溜め息を吐いた。
高速に入って三個目のインターにいる、八雲たち御一行。
一心は着くなり饅頭を買いに駆けていってしまった。
晴香と奈緒もそれに釣られるように車から降り、車内には八雲が一人残される。
八雲は車を止めようと駐車場を巡るが、どこも空いておらず何週も回っていた。
…そしてやっと止められたのは、八雲がクタクタになった頃。
もう一度溜め息を吐くと、何か飲み物でも買おうと立ち上がる。
ポケットに手を突っ込んでみるが、その中は空だった。
「車の中に置いてきたか…」
八雲は力を無くしたかのようにベンチに腰を下ろす。
「なんでこんな事になったんだ?」
頭を抱えるとベンチの背もたれに体を預ける。
…もう最悪だ。
八雲がそう思った時だ。
今まで明るかったはずの視界が微かだが暗くなった。
「どうしたの?八雲君」
そんな声が聞こえ、八雲は慌てて起き上がる。
そこには晴香がプラスチックのお盆を持って立っていた。
「晴香…」
八雲は思わず泣きそうになり、眉尻を下げてしまう。
そんな八雲に驚き、慌てて隣に腰を下ろす晴香。
「ど…どうしたの!?」
「なんでもないっ。目にゴミが入っただけだっ」
ゴミなど入ってないが、ゴシゴシと両目を掻く八雲。
そんな八雲を晴香は慌ててやめさせる。
「駄目だよ!ゴミが入ったなら取って上げるから…」
晴香に握られた手首が暖かく、嘘なのだが大人しくゴミを取ってもらうことにした八雲。
「よく見せて…」
そう言うと両頬を柔らかい手で包み込む晴香。
その感触が何故か懐かしく感じ、八雲は幸せそうに表情を緩めた。
「よく見えないけど…多分大丈夫だよ」
ニコリと微笑むと離れていく両手の温もり。
残念そうにその手を見つめるが、その手が頬に触れることはなかった。
「八雲君、朝ご飯まだだよね?」
無言でコクリと頷く。
「じゃあ、一緒に食べよう」
ニコリと笑った晴香は、膝の上に置いたお盆を八雲に見せる。
お盆の上には焼きそばとたこ焼き、飲み物が置いてあった。
「…君のだろ?」
「さっきお菓子も食べちゃったから…。それに一人じゃこんなに食べれないし」
テへと舌を出した晴香がかわいく、思わず抱きしめたくなる。
だが人がいる事を思い出し我慢する八雲。
「じゃあ、いただこうか…」
八雲はそう言うとお盆の上の割り箸に手を伸ばすが、するりと晴香に取られてしまう。
元はと言えば晴香が買ったもの…と思い出し、手を引く八雲。
「食べさせて上げるね」
鼻歌でも歌うような口調でそういうと割り箸を半分に割る。
「…は?」
八雲が理解できないと言うように首を傾げた。
その間に晴香は割り箸でたこ焼きを摘むと、空いた手で落ちたときのために皿を作る。
「はい、あーん」
晴香にそんなことを言われ、思わず真っ赤になる八雲。
だが大人しく口を開けた。
すると口の中にたこ焼きが入ってくるのが、熱からわかる。
「熱っ」
八雲は冷まそうと口を開けるがなかなか冷めてくれない。
「や…八雲君、飲み物っ!」
晴香は慌てて飲み物を渡すと八雲は勢いよくそれを流し込んだ。
一息付いて安堵の溜め息を吐く八雲。
もう一口飲み物を口にすると、それがオレンジジュースだということがわかった。
…子供っぽいな。
八雲は小さく笑うと晴香から割り箸を奪い、たこ焼きを摘む。
「ほら…あーん」
「え…いいよっ。恥ずかしいから…」
「僕だってやったんだから…。ほら…あーん」
「んっ…」
「おやおや、青春だね〜」
そんな八雲と晴香を物陰から一心は覗いている。
「…?」
一心の隣では奈緒が不思議そうに首を傾げていた。
END。
続きます。
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