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オコジョさんを一巻からまた読み始めてます。
ニコ動でアニメ見てますが懐かしい…。何年前でしたっけ?
オコジョさん見た時、もの凄くオコジョが飼いたくなったのを憶えています。
というかしあわせ荘に住みたいと、もの凄く思ってました。
からあげが食べたくなるアニメ。
ナレーターが一番しゃべるアニメ。
かわいいかわいい。
コジョルーのEDが好きだったなぁ…
なに言ってるかは知らないが。
そして題名のへんなのーがトラウマになったのを憶えている。
もの凄く怖かった…
さて小説。
晴香にベタ甘な八雲を書いてみたかったシリーズ。
恋人設定
ニコ動でアニメ見てますが懐かしい…。何年前でしたっけ?
オコジョさん見た時、もの凄くオコジョが飼いたくなったのを憶えています。
というかしあわせ荘に住みたいと、もの凄く思ってました。
からあげが食べたくなるアニメ。
ナレーターが一番しゃべるアニメ。
かわいいかわいい。
コジョルーのEDが好きだったなぁ…
なに言ってるかは知らないが。
そして題名のへんなのーがトラウマになったのを憶えている。
もの凄く怖かった…
さて小説。
晴香にベタ甘な八雲を書いてみたかったシリーズ。
恋人設定
「なんだか楽しそうだな、八雲?」
「別に…そんなことありませんよ」
八雲はそういうが、その顔は誰が見ても幸せそうな顔だった。
三番目のパーキングを出た御一行は、いまだに高速道路を走っている。
晴香は最初は近くだと言ったのだが、よくよく考えると二時間はかかることに気が付いた。
だが、八雲がそこを怒れないのは相手が晴香だからだ。
「久しぶりの遠出だな〜」
晴香はふふふ…と幸せそうに笑うと、窓の外を眺める。
その横顔をサイドミラーで確認した八雲は、釣られるように微笑んだ。
「お兄ちゃんとお姉ちゃん、楽しそうだね」
そんな二人を交互に見た奈緒は満面の笑みを浮かべる。
「そ…そんなことはない」
八雲は慌てて顔の緩みを引き締めると、運転に集中した。
「おやおや。楽しみなんだろう、本当は」
「違います!」
そんな前列の言い合いを聞きながら、晴香はニコリと奈緒に笑いかけた。
「だって、みんなでお出かけするのは楽しいことじゃない?」
「そうだねっ」
晴香の言葉に奈緒は納得したように頷くと、八雲を見つめる。
そしてニコリと笑うと口を開いた。
「お兄ちゃんも、みんなでお出かけできて嬉しい?」
「いや、僕は…」
八雲は戸惑うように口籠もると、考えるように口を半開く。
その間に一心は奈緒を振り返りそう言うと、ニヤリと笑って横目で八雲を見た。
「八雲は晴香ちゃんと二人きりが良かったんだって」
「なっ…。ち、違いますよっ!」
八雲は慌てて否定を表すが、後部座席の晴香はきょとんと首を傾げた。
「嘘はいけないよ、八雲」
「嘘じゃありません!」
晴香は八雲のその言葉に思わず眉尻を下げてしまう。
「え…やっぱり嫌だった?」
「い…嫌じゃないっ!」
からかわれた事に対しての怒りか。もしくは照れからか。
詳しくは分からないが、八雲の微は赤く染まっていた。
「ついたーっ!」
駐車場に車を止めると、晴香は勢いよく外に飛び出した。
パーキングの時とは違い、駐車場は空いていた事に胸を撫で下ろす八雲。
車のキーを外し、外に出るとまず始めに背伸びをする。
背中が良い音を立てた。
「やっとついた…」
高速は案外空いていたのだが…
公道に降りてからは初めての土地ということもあり、迷子になりかけてしまった。
そのせいで目的地につくのに何十分かロスをすることになってしまったのだ。
「お疲れ様、八雲君」
晴香がひょこりと八雲の前にやって来ると、ニコリと微笑む。
「疲れた…」
八雲はにやけるのを我慢し、大きく溜め息を吐く。
すると突然晴香が背伸びをし、手を顔に伸ばしてきた。
「…晴香」
ゆっくりと目をつぶるが、いつになっても八雲が求めているものはこない。
その代わりにポン…と頭の上に重みが加わるのがわかった。
おそるおそる目を開けてみると、先ほどの笑顔が近くにある。
「いいこいいこ」
晴香はそう言いながら寝癖だらけの髪を優しく撫でた。
「………」
そして離れていく晴香の手のひら。
思わず八雲は不機嫌そうに顔を歪めてしまった。
「………?」
そんな八雲に晴香は首を傾げる。
「それだけ…か?」
「他に何かある?」
「………」
晴香の答えに思わず口を開こうとしたが、他に人がいる事を思い出し、慌てて口を塞ぐ。
責めてでも伝わってほしいと視線で訴えるが、晴香は首を傾げるだけだった。
「…何でもない」
がっくりと肩を落とした八雲は、深く溜め息をつきしょぼんと俯いてしまう。
「二人っきりのところ悪いが、荷物運ぶのを手伝ってくれないか?」
「あ、はーい」
トランクの方から一心の呼びかけが聞こえ、晴香はそちらに駆けていった。
一人残された八雲は不機嫌そうに口を歪めると車に寄りかかる。
「八雲君も手伝って〜」
晴香の声に振り返ると、そこには重箱らしき包みを二つ重ねて抱えている。
それだけなら良かったのだが、晴香の足元は不安定にユラユラと揺れていた。
慌てて八雲が駆け寄るとその一つを晴香から受け取る。
「ありがと、八雲君」
晴香はニコリと笑うと、八雲を見上げる。
…今日だけでもこの表情は何度も見たが、何度見てもかわいかった。
「叔父さん、どこに行くんですか?」
火照った頬を隠すように一心を振り返る。
一心は手にレジャーシートを抱えていた。
「…まぁ、公園の方に行ってみようじゃないか」
「楽しみだねー」
一心の隣で奈緒がその顔を見上げる。
奈緒は一生懸命、バトミントンやボールを入ったカゴを抱えていた。
「じゃあ、取りあえずあっちに行ってみようかね」
一心はそう言うと、公園の入り口の方へと歩いていった。
その横をトテトテと駆けている奈緒。
そんな背中を八雲と晴香は見ながら歩いた。
しばらく歩くと地面がコンクリートから芝生に変わった。
そして周りに茂る木々も増えていく。
その中でもちょうど日陰になりそうな大木の下に四人はいた。
一心はその下に手に持っていた荷物を芝生の上に置く。
そして満面の笑みで八雲を振り返った。
「さーて、八雲。シートを敷いてくれ」
「何で僕がやらないといけないんですか!」
嫌な予感がした八雲は即答すると、手に持った包みを芝生の上に置く。
晴香と奈緒もそれに習うようにそれぞれの荷物を置いた。
「本当に敷いてくれないのかい?」
一心は何かを企むようにニヤリと口を歪める。
その笑みを見た八雲は、慌てて晴香を使わせないように引き寄せた。
行動の意味が分からない晴香は首を傾げて八雲を見上げる。
「あ…あの、八雲君が嫌なら私がやりますから」
そう口にした晴香は、小さく手を挙げた。
そしてスルリと八雲の腕から逃れると、晴香はシートを手に取る。
「お手伝いする〜」
奈緒もシートを手に取ると二人でそれを敷こうとする。
だが風が吹き、なかなかうまくいかない。
それを見た八雲が深く溜め息をついた。
…叔父さんに負けたような気がする。
だが晴香がやるという時点で僕が手伝うこと確定だ。
「…僕がやる」
八雲はそう言うと晴香と奈緒からレジャーシートを奪った。
晴香と奈緒はすんなりと八雲に渡すと、手伝うようにシートの端を掴んだ。
一心はそんな姿を腕を組み頷いて見ていた。
「私の勝ちだな…」
END。
多分続く。
「別に…そんなことありませんよ」
八雲はそういうが、その顔は誰が見ても幸せそうな顔だった。
三番目のパーキングを出た御一行は、いまだに高速道路を走っている。
晴香は最初は近くだと言ったのだが、よくよく考えると二時間はかかることに気が付いた。
だが、八雲がそこを怒れないのは相手が晴香だからだ。
「久しぶりの遠出だな〜」
晴香はふふふ…と幸せそうに笑うと、窓の外を眺める。
その横顔をサイドミラーで確認した八雲は、釣られるように微笑んだ。
「お兄ちゃんとお姉ちゃん、楽しそうだね」
そんな二人を交互に見た奈緒は満面の笑みを浮かべる。
「そ…そんなことはない」
八雲は慌てて顔の緩みを引き締めると、運転に集中した。
「おやおや。楽しみなんだろう、本当は」
「違います!」
そんな前列の言い合いを聞きながら、晴香はニコリと奈緒に笑いかけた。
「だって、みんなでお出かけするのは楽しいことじゃない?」
「そうだねっ」
晴香の言葉に奈緒は納得したように頷くと、八雲を見つめる。
そしてニコリと笑うと口を開いた。
「お兄ちゃんも、みんなでお出かけできて嬉しい?」
「いや、僕は…」
八雲は戸惑うように口籠もると、考えるように口を半開く。
その間に一心は奈緒を振り返りそう言うと、ニヤリと笑って横目で八雲を見た。
「八雲は晴香ちゃんと二人きりが良かったんだって」
「なっ…。ち、違いますよっ!」
八雲は慌てて否定を表すが、後部座席の晴香はきょとんと首を傾げた。
「嘘はいけないよ、八雲」
「嘘じゃありません!」
晴香は八雲のその言葉に思わず眉尻を下げてしまう。
「え…やっぱり嫌だった?」
「い…嫌じゃないっ!」
からかわれた事に対しての怒りか。もしくは照れからか。
詳しくは分からないが、八雲の微は赤く染まっていた。
「ついたーっ!」
駐車場に車を止めると、晴香は勢いよく外に飛び出した。
パーキングの時とは違い、駐車場は空いていた事に胸を撫で下ろす八雲。
車のキーを外し、外に出るとまず始めに背伸びをする。
背中が良い音を立てた。
「やっとついた…」
高速は案外空いていたのだが…
公道に降りてからは初めての土地ということもあり、迷子になりかけてしまった。
そのせいで目的地につくのに何十分かロスをすることになってしまったのだ。
「お疲れ様、八雲君」
晴香がひょこりと八雲の前にやって来ると、ニコリと微笑む。
「疲れた…」
八雲はにやけるのを我慢し、大きく溜め息を吐く。
すると突然晴香が背伸びをし、手を顔に伸ばしてきた。
「…晴香」
ゆっくりと目をつぶるが、いつになっても八雲が求めているものはこない。
その代わりにポン…と頭の上に重みが加わるのがわかった。
おそるおそる目を開けてみると、先ほどの笑顔が近くにある。
「いいこいいこ」
晴香はそう言いながら寝癖だらけの髪を優しく撫でた。
「………」
そして離れていく晴香の手のひら。
思わず八雲は不機嫌そうに顔を歪めてしまった。
「………?」
そんな八雲に晴香は首を傾げる。
「それだけ…か?」
「他に何かある?」
「………」
晴香の答えに思わず口を開こうとしたが、他に人がいる事を思い出し、慌てて口を塞ぐ。
責めてでも伝わってほしいと視線で訴えるが、晴香は首を傾げるだけだった。
「…何でもない」
がっくりと肩を落とした八雲は、深く溜め息をつきしょぼんと俯いてしまう。
「二人っきりのところ悪いが、荷物運ぶのを手伝ってくれないか?」
「あ、はーい」
トランクの方から一心の呼びかけが聞こえ、晴香はそちらに駆けていった。
一人残された八雲は不機嫌そうに口を歪めると車に寄りかかる。
「八雲君も手伝って〜」
晴香の声に振り返ると、そこには重箱らしき包みを二つ重ねて抱えている。
それだけなら良かったのだが、晴香の足元は不安定にユラユラと揺れていた。
慌てて八雲が駆け寄るとその一つを晴香から受け取る。
「ありがと、八雲君」
晴香はニコリと笑うと、八雲を見上げる。
…今日だけでもこの表情は何度も見たが、何度見てもかわいかった。
「叔父さん、どこに行くんですか?」
火照った頬を隠すように一心を振り返る。
一心は手にレジャーシートを抱えていた。
「…まぁ、公園の方に行ってみようじゃないか」
「楽しみだねー」
一心の隣で奈緒がその顔を見上げる。
奈緒は一生懸命、バトミントンやボールを入ったカゴを抱えていた。
「じゃあ、取りあえずあっちに行ってみようかね」
一心はそう言うと、公園の入り口の方へと歩いていった。
その横をトテトテと駆けている奈緒。
そんな背中を八雲と晴香は見ながら歩いた。
しばらく歩くと地面がコンクリートから芝生に変わった。
そして周りに茂る木々も増えていく。
その中でもちょうど日陰になりそうな大木の下に四人はいた。
一心はその下に手に持っていた荷物を芝生の上に置く。
そして満面の笑みで八雲を振り返った。
「さーて、八雲。シートを敷いてくれ」
「何で僕がやらないといけないんですか!」
嫌な予感がした八雲は即答すると、手に持った包みを芝生の上に置く。
晴香と奈緒もそれに習うようにそれぞれの荷物を置いた。
「本当に敷いてくれないのかい?」
一心は何かを企むようにニヤリと口を歪める。
その笑みを見た八雲は、慌てて晴香を使わせないように引き寄せた。
行動の意味が分からない晴香は首を傾げて八雲を見上げる。
「あ…あの、八雲君が嫌なら私がやりますから」
そう口にした晴香は、小さく手を挙げた。
そしてスルリと八雲の腕から逃れると、晴香はシートを手に取る。
「お手伝いする〜」
奈緒もシートを手に取ると二人でそれを敷こうとする。
だが風が吹き、なかなかうまくいかない。
それを見た八雲が深く溜め息をついた。
…叔父さんに負けたような気がする。
だが晴香がやるという時点で僕が手伝うこと確定だ。
「…僕がやる」
八雲はそう言うと晴香と奈緒からレジャーシートを奪った。
晴香と奈緒はすんなりと八雲に渡すと、手伝うようにシートの端を掴んだ。
一心はそんな姿を腕を組み頷いて見ていた。
「私の勝ちだな…」
END。
多分続く。
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